「連続立体」を採用へ 千葉市美浜区の国道357号渋滞対策案(千葉国道)

[2022/7/26 千葉版]
 国土交通省千葉国道事務所は、千葉市美浜区内で計画している検見川・真砂スマートインターチェンジ(仮称)の整備に伴う国道357号渋滞対策案をとりまとめた。市原方面の千葉西警察署入口交差点から稲毛浅間神社前交差点までの区間については、「連続立体」を採用する方針だ。

 26日に千葉市内で開かれた県湾岸地域渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ(座長・小島昌希千葉国道事務所長)で明らかにした。

 千葉市は、東関東自動車道水戸線の東京方面とのアクセスを向上させるため、スマートインターチェンジを整備する計画。設置予定箇所は美浜区の千葉西警察入口交差点付近から真砂交差点付近までの区間を想定している。

 この計画に近接した千葉西警察入口交差点や稲毛浅間神社前交差点は、主要渋滞箇所に位置付けられているため、さらなる交通負荷に対する検討が必要となっている。

 対策案をみると、市原方面は、真砂交差点~千葉西警察入口交差点を「車線拡幅」、千葉西警察入口交差点~稲毛浅間神社前交差点を「連続立体」、東京方面は千葉西警察入口交差点~スマートICオンランプを「車線拡幅」とする。

 千葉西警察入口交差点~稲毛浅間神社前交差点区間については▽車線拡幅▽部分立体▽連続立体──の3案を比較検討した結果、主要渋滞箇所の2交差点を高架構造で越える「連続立体」が最も優位と結論付けている。

 国交省は今後、整備ステップや整備時期について、周辺交通への影響などを考慮しながら、千葉市と調整を進めていく考えを示した。

 千葉国道事務所は、2013年11月15日に発表された「首都圏渋滞ボトルネックの対応の基本方針」に基づき、県内の湾岸地域を対象として「千葉県湾岸地域渋滞ボトルネック検討ワーキンググループ」を設立し、渋滞対策について検討を進めている。

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