日本建設で新築工事 泉区に県支部の新社屋(日本赤十字社)

[2022/9/16 宮城版]
 日本赤十字社宮城県支部(仙台市青葉区)は15日、新社屋の新築工事について一般競争入札を開札し、日本建設(仙台支店・仙台市青葉区)が5億9800万円で落札した。工期は来月から2023年7月までを予定している。新社屋はロジスティクスセンターの役割も担う。供用開始は23年9~10月ごろになる見込み。
 同支部の社屋は仙台市泉区市名坂字石止44-7に移転新築する。敷地面積は4312平方m。第二種住居地域で、建ぺい率は60%、容積率が200%。新築工事では、RC造(一部PC梁)2階建て延べ1357平方mの新社屋を建てる。電気設備工事や機械設備工事、外構工事も一括で施工する。
 新社屋には1階に救援物資の倉庫や講習資材の倉庫を配置し、2階に事務室や会議室、シャワー室などを設置する。トイレは1、2階にそれぞれ設ける。停電時に備えて発電機も備え付ける。
 通常時は事務所として使用し、非常時は医療救護班の災害対応拠点とする。災害が発生すれば人員や物資をここに集めて医療救護班とともに被災地に送る。敷地内には52台分の駐車場や訓練スペースを確保する。
 新築工事の設計・監理業務は内藤建築事務所(東京事務所・東京都中央区)に委託した。
 同支部は現在、仙台市青葉区堤通雨宮町に事務所を置いている。

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