丸本組が落札 RC造4階建て庁舎新築(栗原警察署 宮城県)

[2022/11/3 宮城版]
 宮城県は11月2日、「仮称・栗原警察署庁舎等新築工事」の入札結果を発表した。丸本組(石巻市)が11億2506万8000円で落札した。予定価格は12億2290万円だった。栗原市志波姫地区に、RC造4階建て延べ3253平方mの庁舎棟などを建設する。

 同工事の一般競争入札は、5社が参加して9月22日に行われた。丸本組のほか、阿部建設(仙台市青葉区)、仙建工業(同)も最低札を入れ、3社が総合評価で落札を決した。丸本組は企業および技術者の技術力などを高く評価され、合計102.43点(価格69.98点+価格以外32.45点)を収めた。

 栗原警察署は、既存の築館警察署と若柳警察署を統合し、栗原市志波姫字南堀口58ほかの敷地5299平方mに庁舎棟などを建設する。敷地の造成工事はすでに完了している。

 新築工事ではRC造4階建て延べ3253平方mの庁舎棟をはじめ、拾得自転車置場棟(S造2階建て延べ235平方m)、車庫棟2棟(S造平屋計274平方m)、来署者駐輪場(S造平屋12平方m)などを建設する。

 工期は2025年2月28日まで。庁舎棟の設計は昴設計(仙台市青葉区)が担当した。

 宮城県は庁舎棟の新築に係る設備工事を別発注する。エレベーターの工事については10月13日に一般競争入札を開札し、三精テクノロジーズ(仙台営業所・仙台市青葉区)が1710万円で落札している。

 また、電気工事、衛生工事、空調工事も10月13日に一般競争入札を開札した。落札決定に向けて、総合評価が行われている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.