年度内に実施設計委託 海老川地区の医療センター建て替え(船橋市)

[2022/11/5 千葉版]

 船橋市は、市立医療センターの建替工事実施設計について、年度内の業務委託契約を見込んでいる。発注方法は、随意契約も視野に検討しているが未定。2022年度の当初予算には、実施設計委託料として2カ年で限度額6億3980万円の債務負担行為を設定している。23年度中に設計を終え、24年度初めにも建て替え新築工事を公告、24~26年度に施工する。新病院の開院は、26年度末となる見込みだ。

 基本設計業務は、日建設計(東京都千代田区)が担当している。契約方法は随意契約。税込の契約額は3億3110万円。履行期限は12月末だが、地盤調査などに伴い業務スケジュールに遅れが生じているという。

 市は、海老川上流地区での土地区画整理事業に伴い、都市機能が集積した新たな拠点「メディカルタウン構想」の核となる医療センターの移転建て替えを計画。

 基本計画(19年3月)によると、移転後の規模は、既存病院より52床増の501床を配床するのに必要な延床面積として約5万平方mを試算。整備事業費は、437億円を概算している。うち工事費が290億円、医療機器等整備費が74億円、用地取得費が61億円。

 24年度早期の発注を見込む新築工事は、一般競争入札や総合評価方式の採用を想定。市では、基本設計がまとまり次第、病院規模や概算工事費などを含む基本設計の概要を公表することにしている。

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