工事平準化に150億円 県立学校の照明LED化も(千葉県12月補正予算)

[2022/11/12 千葉版]
 千葉県(熊谷俊人知事)は11日、12月補正予算案を発表した。県発注工事量の平準化を図るため、舗装道路修繕事業や道路改良事業などの一部で債務負担を設定。県立学校の照明LED化や施設の指定管理でも債務負担を設定するほか、年度内に終了しない見込みとなった事業の適正な工期を確保するため、繰越明許を求める方針だ。

 県発注工事量の平準化を図るため、土木関連を中心に49事業で債務務負担を設定。期間は22~23年度とし、限度額の総額は150億8000万円となっている。

 限度額が大きいものをみると、舗装道路修繕事業33億円、県単道路改良事業15億3600万円、河川維持事業9億6100万円、道路維持修繕費9億円、ふさのくに観光道路ネットワーク事業(広域連携)8億1600万円などとなっている。

 県立学校照明器具LED化事業では4億8100万円の債務負担を設定する。千葉地区にある県立学校の照明をリース方式で一括してLED化する計画だ。対象校は中学校1校、高校20校、特別支援学校4校。普通教室や事務室、校長室、職員室、保健室でLED化を進めていく。

 施設の指定管理については、社会福祉センターと県立八千代広域公園の管理運営事業について、23~25年度に債務負担を設定。限度額は順に2億7300万円、3500万円とする。

 このほか、年度内に終了しない見込みとなった事業について、適正な工期を確保するため、繰越明許を設定する。対象は一般会計の81事業(194億9901万円)、特別会計の13事業(54億4947万円)。

 主なものをみると、県土整備部の国道道路改築事業など58事業(171億4124万円)、農林水産部の拠点漁港整備事業など14事業(20億7225万円)、運動公園周辺地区県単つくばエクスプレス沿線整備事業など11事業(52億8447万円)、港湾整備事業(千葉港)など2事業(1億6500万円)となっている。

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