消防庁舎建替で継続費29億円 白みりんミュージアムに着工(流山市補正予算)

[2022/11/17 千葉版]

 流山市(井崎義治市長)の一般会計補正予算案は23億8122万円を増額する。消防本部・中央消防署の建設工事に3カ年で総額29億9400万円の継続費を追加するほか、白みりんミュージアムの工事費として4億4284万円を計上、併せて、同額の繰越明許費を設定する。中央消防署の建設工事は年明け、白みりんミュージアムは年度内の工事発注を見据えている。

 中央消防署の移転新築に伴う継続費の年割額は、22年度ゼロ、23年度7億4850万円、24年度22億4550万円。

 建設予定地は、市の中部地域にあたる大畔地区の約4908平方m。構造・規模はRC造4階建て延べ3992平方m。訓練塔、自転車置き場、自家用給油所を含む延床面積は4369平方m。基本設計・実施設計は石本建築事務所・東京オフィス(東京都千代田区)が担当。24年12月の竣工を見込む。

 一方、白みりんミュージアムの建設予定地は、流山街道(県道5号)沿い流山キッコーマン駐車場の一角。敷地面積は約1500平方m。構造・規模は、木造平屋約600平方mを想定。白みりん発祥の地である流山市ならではの体験ができる施設を整備、24年度の開館を目指す。基本設計・実施設計は、INA新建築研究所(東京都文京区)が担当している。

 道路関連では、小破修繕工事に5100万円、交通安全施設設置工事に1000万円を追加計上。区画道路改良事業で、道路詳細設計に702万円、測量に419万円を投じる。

 学校関連では、長崎小学校と東深井中学校のエレベーター増築工事設計費として、それぞれ495万円を配分する。

 新たな賑わい空間創出事業では、南流山中央公園の再整備工事に1306万円、総合運動公園の再整備工事に675万円を追加。

 全庁LAN整備事業(国民健康保険ほか標準システム移行調査業務委託)に、2カ年で総額688万円の継続費を設定する。

 また、中央図書館・博物館排煙ファン賃貸借事業に限度額1624万円(別途税)、博物館ハロン消火設備賃貸借事業に同789万円(同)、自動火災報知設備賃貸借事業(杜のアトリエ黎明分)に同289万円(同)の債務負担行為を追加する。期間は3件とも22~33年度の12カ年。

 このほか、クリーンセンター保守点検業務に5830万円を予算化している。

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