東和テクノが候補 新清掃工場検討に係るPFI導入検討業務(習志野市)

[2022/12/28 千葉版]

 習志野市は、新清掃工場検討に係るPFI導入検討業務の委託事業者を選定する公募型プロポーザルを実施、契約候補者として東和テクノロジー・東京支店(東京都中央区)を選定した。清掃工場の現地建て替えに向け、VFMを算定するなどPFI導入の可能性を調査する。予定価格は1934万9000円(税込み)。履行期限は2025年3月末まで。

 今回のプロポーザルには、同社を含む2者が応募。候補者選定委員会で審査した結果、最も高い得点を得た東和テクノロジーを第一契約候補者、次に高い得点を得た八千代エンジニヤリング・千葉事務所(千葉市中央区)を第二契約候補者に決定した。

 東和テクノロジーは、21年度の一般廃棄物処理基本計画策定業務と、循環型社会形成推進地域計画の策定など新清掃工場建設計画等検討業務も担当している。

 今回の業務内容は▽各工程・処理施設の基本的条件整理▽予備検討(定量的効果の簡易確認ほか)▽PFI等導入可能性調査(市場調査、VFM算出ほか)▽検討会議支援──など。

 敷地面積は約3.6ha。施設規模は1日当たり約200t(エネルギー回収型廃棄物処理施設)を想定している。

 整備スケジュールについては、27~31年度に実施設計と建設を進め、32年度に稼働、現清掃工場を解体する。運営想定期間は51年度までの20年間。2002年度から稼働している現清掃工場は、31年度をもって稼働停止する。

 なお、新清掃工場検討に係る環境影響評価及び施設整備基本計画策定業務についても、委託事業者を選定する公募型プロポーザルの手続きを進めている。予定価格は2億2688万6000円(税込み)。履行期限は26年3月末まで。応募を23年1月10日~16日に受け付ける。

 芝園清掃工場の処理能力は1日あたり219t。処理方式はガス化・高温溶融一体型直接溶融炉。リサイクルプラザ(前処理施設)の処理能力は、5時間あたり49.65t。処理方式は破砕と選別。

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