基本計画に着手 新陸上競技場 供用開始は27年度末(つくば市)

[2023/1/6 茨城版]
 つくば市はこのほど、「陸上競技場(仮称)整備基本計画策定検討会議」を立ち上げ、上郷小学校の多目的室で第1回会合を開催した。会議では筑波大学の有田智一教授を座長に選任したほか、施設の現況や整備スケジュールなどを話し合った。今後は協議を重ね、12月までに基本計画をまとめる。基本計画策定後は、24-25年度に基本・実施設計をまとめ、26-27年度で工事を実施していく。供用開始は27年度末を見込む。

 市内には公式記録が取れる陸上競技場がなく、小中学生の陸上競技会などは他の自治体の施設を借用して開催している。このため、陸上競技場の整備は、これまでも市民の要望が高かった。これを受けて市は、陸上競技場を上郷高校跡地に整備することを決定。基本計画を策定するため、検討会を立ち上げることになった。なお、基本計画策定支援業務は、あい造園設計事務所(東京都杉並区)が担当している。

 第1回会合では、施設の現況や整備スケジュールなどを協議。このうち、施設の現況把握では、現地視察を行いながら確認して回った。予定地の上郷高校跡地には、本館や特別教室棟、体育館、格技場、合宿所など10棟(延べ9498平方m)の建物が立地しているが、これらの活用案や解体の必要性なども検討していくことになる。

 事業のスケジュールでは、22-23年度で基本計画をまとめる予定。検討会は合計6回程度の開催を予定しており、12月までに基本計画を策定する。その後、24-25年度の2カ年で基本設計・実施設計を策定し、26-27年度で建設工事を実施していく。供用開始時期は、27年度末を見込んでいる。

 基本構想によると、新陸上競技場は第4種公認(第3種相当整備)を目指すことを設定。規模は400mトラック1面(全天候舗装8レーン)やメインスタンド1500席、芝生スタンド2500席程度を想定する。

 施設の配置は、[1]南北の現状敷地を活用するプラン[2]南北敷地を一体化して活用するプラン──を提案している。上郷高校跡地は市道を挟んで南北に分かれているが、プラン[1]では、市道はそのまま残し北側の敷地に陸上競技場を配置する。プラン[2]は市道を廃止して敷地を一体的に整備することにより、北側に駐車場を配置するなど施設配置の自由度が高まる。

 整備面積は約7ha(北側敷地約3.1ha+南側敷地約3.9ha)で、校舎や附属施設が残る学校敷地および運動場とする。整備内容には400mトラックのほか、やり投げやサッカーなどに対応した天然芝のインフィールド、ウォームアップ空間として使用できる雨天走路、管理棟、災害時の避難所としての活用を想定したセミナーハウスなどを盛り込む。駐車場は400台から500台、駐輪場は100台程度の収容スペースを見込む。このほか、ウォーキングコースや、多目的広場などの設置も検討していくという。

 概算事業費については、競技場本体に16億0800万円と試算。本体を含めた工事費はプラン[1]が22億2200万円、プラン[2]が22億3600万円としている。

 次回の検討会は2月に開催する。第2回では、課題の確認と対応方針を協議していく予定だ。

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