[2023/1/11　千葉版]
　関東地方整備局は11日、1月期の発注予定工事(港湾空港関係を除く)を公表する。千葉県内では、23年度第1四半期にかけて工事26件を計画している。3カ年にわたる酒々井出張所管内の維持工事のほか、国道357号塩浜立体の山側擁壁工事など大型工事が盛り込まれている。

　発注工事の内訳をみると、事務所別では、千葉国道事務所が10件、利根川下流河川事務所が8件、常総国道事務所と利根川上流河川事務所が各2件、霞ケ浦河川事務所と江戸川河川事務所、首都国道事務所、東京第二営繕事務所が各1件。

　入札方式別では、一般競争入札が19件、公募型指名競争入札が7件。入札予定時期別では、第4四半期が25件、23年度第1四半期が1件となっている。

　このうち発注規模が4億5000万円から6億8000万円未満は、千葉国道事務所が発注する酒々井出張所管内維持工事。工期が23年度から25年度までの3か年にわたる。巡視・巡回工や舗装工、コンクリート構造物補修工などを担当する。

　3億円から4億5000万円未満の案件は5件。首都国道事務所は国道357号塩浜立体山側擁壁その4工事(市川市)、利根川下流河川事務所は金江津管内維持工事(香取市)、江戸川河川事務所は松戸河川維持工事(松戸市)をそれぞれ発注する予定だ。

　このほか、常総国道事務所は、圏央道の尾羽根川橋下部他工事(成田市)と神崎地区改良その2工事(神崎町)を計画。6日に一般競争入札の手続きを開始している。

建設コンサル
関連業務47件

　同局は、県内で第4四半期～23年度第1四半期に建設コンサルタント関連業務47件を委託する予定だ。

　事務所別の内訳は千葉国道事務所が23件、利根川下流河川事務所が6件、首都国道事務所と江戸川河川事務所、利根川上流河川事務所が各5件、関東技術事務所が3件となっている。

　千葉国道事務所は湾岸地域道路網検討業務や千葉北西連絡道路検討業務、利根川下流河川事務所は佐原広域交流拠点PFI事業支援業務をそれぞれ簡易公募型プロポーザル方式で第1四半期に委託する予定だ(詳細は関東地方整備局の入札情報サービスを参照)。