[2023/1/11　栃木版]

　国交省関東地方整備局は11日に、建設工事発注見通し(1月期・250万円超)を公表する。県内の5事務所は合わせて22件の発注を予定し、このうち宇都宮国道事務所は国道4号の交通安全対策工事や改良他工事を公募型指名競争入札で発注。渡良瀬川河川事務所は河川維持管理工事4件を、日光砂防事務所は大谷川整備他工事と三沢第一砂防堰堤改築その2工事をそれぞれ一般競争入札で発注する。＝4面に事務所別の発注予定

　1月期の発注見通しは、港湾空港を除いて一般競争(政府調達協定対象)4件、一般競争166件、一般競争(拡大)25件、通常型指名競争3件、公募型指名競争24件の計222件。工種別では一般土木48件、アスファルト舗装工事8件、造園工事21件、維持修繕工事114件などとなっている。

　県内の事務所は、一般競争(拡大)で宇都宮国道事務所2件と鬼怒川ダム統合管理事務所4件、宇都宮営繕事務所1件の計7件を発注する。一般競争は、宇都宮国道事務所と渡良瀬川河川事務所が各4件、日光砂防事務所が2件、宇都宮営繕事務所が1件を予定。公募型指名競争入札は、宇都宮国道事務所が2件、渡良瀬川河川事務所と宇都宮営繕事務所が各1件を予定する。

　事務所別でみると、宇都宮国道事務所は国道4号の那須地区交通安全対策工事と西那須野道路西富山地区外改良他工事をいずれも公募型指名競争入札で発注する。那須地区は道路土工や車歩道の舗装工など、西那須野道路は西富山地区と矢板拡幅地区の道路改良各一式で、発注規模は1億円から2億円未満とする。

　また、2023・24・25年度の国分寺出張所管内維持工事や矢板出張所管内清掃作業、23・24年度の国分寺・小山出張所管内清掃作業を一般競争入札で発注。23年度の国分寺・小山出張所管内と矢板出張所管内の緑地管理工事は、それぞれ一般競争入札(拡大)で発注する。

　渡良瀬川河川事務所は、23・24年度の足利管内左岸維持管理工事を一般競争入札で発注するほか、23年度の桐生管内、足利管内右岸、佐野河川管内右岸の各維持管理工事を発注する見通し。また渡良瀬川管内砂防施設整備工事は、公募型指名競争入札で新年度の第1四半期に発注する。

　鬼怒川ダム統合管理事務所は、23・24年度の川俣ダム管内と湯西川ダム管内の維持工事、および23年度の川治ダム管内と五十里ダム管内の維持工事をいずれも一般競争(拡大)で発注する。

　日光砂防事務所は、大谷川整備他工事を第4四半期に、三沢第一砂防堰堤改築その2工事を23年度第1四半期に、一般競争入札で発注する。工事発注規模は、大谷川整備他工事が1億円から2億円未満、三沢第一砂防堰堤改築が2億円から3億円未満を見込む。

　宇都宮営繕事務所は、鹿沼職安の機械設備改修その他工事を公募型指名競争入札で発注する。機械設備(空気調和設備)改修一式で、発注規模は5000万円から8000万円未満。茨城県内の「農林水産研修所つくば館水戸ほ場(23)新営その他工事」と「涸沼水鳥・湿地センター(観察施設)(23)新営工事」は、第1四半期に発注する。

　このほか県内を施工場所とする案件は、下館河川事務所が23・24年度の氏家管内と石井管内の維持管理工事、および下館管内排水樋管無動力化工事の3件を予定する。利根川上流河川事務所は、23年度の渡良瀬川左岸河川維持工事を第1四半期に発注する予定で、発注規模は2億円から3億円未満を見込んでいる。