新庁舎建設を今夏にも公告 DB方式で工事費80億円規模(八千代市)

[2023/1/20 千葉版]

 八千代市は、新庁舎建設工事の事業選定手法として、総合評価落札方式・一般競争入札を採用する方針だ。新庁舎の構造・規模は、基礎免震構造S造4階建て延べ1万2916平方m。機械室、議場天井部分を含めると5階建て。施工手法は、デザインビルド方式(DB)。税抜の概算事業費は、建設工事費約79億6000万円、実施設計・監理料等約3億1800万円。2023年度当初予算で継続費を設定し、夏ごろにも公告、12月議会に工事請負契約議案を提出することを想定している。供用開始は26年5月ごろ。基本設計案を2月初めにも公表、パブリックコメントを実施する予定だ。

 事業者の選定手法については、公募型プロポーザルと総合評価落札方式を比較検討した結果、価格競争促進と工事品質確保の両方が期待できる総合評価落札方式の採用を見込む。

 総事業費(税抜)は約96億6000万円。

 このうち、新庁舎工事が約79億6000万円、実施設計・監理料が約3億1800万円、解体工事が約5億1500万円、解体設計が約2200万円。昨年4月の基本計画改定時と比較して、総事業費は約19億2600万円の増額となる見込みだ。

 工事費の増額分内訳は、物価上昇分が約12億3000万円、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)導入分が約7900万円、面積増などが約5億0200万円。

 基本設計の概要版素案によると、敷地面積は2万5017平方m。建築面積は4015平方m。構造形式はブレース付ラーメン架構。基礎形式は杭基礎(既製コンクリート杭)。任意耐火建築物。高さは22.6m。

 1階~3階には主に執務室、4階には議場や委員会室、5階には機械室を配置。屋上に発電機、太陽光発電パネルを設置する。駐車場は273台を収容。敷地西側のバックヤード側に、S造平屋152平方mの公用車車庫(4台)を新設する。

 基本設計は、3月までの履行期限で、類設計室(東京都大田区)が担当している。

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