友愛の森整備に5億円 道の駅「東山道伊王野」の水車館増築(那須町予算案)

[2023/3/10 栃木版]

 那須町(平山幸宏町長)の2023年度当初予算案によると、一般会計は前年度当初比8.2%増の131億1800万円となった。このうち普通建設事業費は、道の駅「那須高原友愛の森」の再整備事業などで101.8%増加し、10億6668万円となる積極型の予算編成を行っている。建設関連事業では、道路や上下水道などのインフラ整備のほか、道の駅「東山道伊王野」の水車館増築、那須高原SAエリア周辺地区の土地利用方針策定などに取り組む。=2面に主要建設関連事業と予算額

 主な建設関連事業では、道の駅「那須高原友愛の森」の再整備事業に5億0926万円を計上した。農産物直売所や物産センターの機能を設けた施設や、広場などを整備する造成・外構工事を行う。

 都市的土地利用方針検討事業には191万円を計上し、那須高原SAエリア周辺地区で新たな土地利用方針を策定する。

 道の駅「東山道伊王野」では、水車館の増築工事などで5058万円を計上した。スイミングドームでは、ふれあい公園の遊具新設工事などに6673万円を予算化した。

 消防施設整備事業は8040万円を計上し、消防ポンプ自動車購入のほか、大沢地区の消防団詰所新築工事を行う。

 道路は、りんどうライン(北那須広域農道)の舗装整備などを行う道路維持補修事業に3億3901万円、町道の測量設計を中心に進める改良事業に7968万円、五峰橋の補修工事などを行う橋梁維持補修事業に1億3343万円を計上している。

 特別会計は、下水道事業が6.5%増の6億2820万円となり、湯本浄化センターの長寿命化および耐震化、黒田原水処理センターの長寿命化などを行う。

 水道事業は、5.9%増の12億6923万円となった。老朽化した配水管の布設替、上川地区や下川地区等の配水管の布設工事、占勝園浄水場設備の更新などを実施する。

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