田中調節池の大規模改良 築堤など施工計画検討 (国交省利根川上流)

[2023/3/14 千葉版]
 国土交通省利根川上流河川事務所は13日、「R5田中調節池洪水調節機能向上検討業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。大規模改良工事の着手に向けて施工計画などを検討するもので、4月3日まで参加表明書と技術提案書を受け付けている。築堤などの工事費は251億5000万円を概算。2023年度の新規事業化を目指す。

 同業務では、田中調節池の洪水調節機能向上事業全体に関わる施工計画や調節池の施設構造を検討するほか、関係機関との協議資料をとりまとめる。履行期間は6月上旬から24年3月下旬を予定している。

 プロポの参加資格は、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)の「土木関係建設コンサルタント業務」に関する一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていることなどのほか、業務実績が要件となる。

 利根川・江戸川直轄河川改修事業(田中調節池)については、7日の国土交通省の社会資本整備審議会河川分科会事業評価小委員会(委員長・小林潔司京都大学名誉教授)で新規事業採択時評価を実施。その結果、「新規事業化が妥当」とした。

 田中調節池は、我孫子市と柏市にまたがり、利根川と鬼怒川の合流点下流の右岸側に位置する。現在の洪水調節容量は約6100万m3となっている。

 田中調節池の治水機能を向上させるため、大規模改良工事を計画している。調節池の堤防をかさ上げするとともに、越流堤を約6.2km上流に移設し、調節池の貯留水位を約80cm上げて、洪水調節容量を1100万m3増やす計画だ。

 事業期間は23年度から35年度までの13年間を想定。総事業費は約470億円を見込み、このうち工事費は251億5000万円を概算している。

 その内訳は築堤82億8000万円、樋門・樋管・排水門9億2000万円、樋門・樋管30億6000万円、越流堤の移設89億8000万円、排水路20億8000万円などとなっている。

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