磯原中跡を利活用 実施計画 雨情の里広場で解体工事(北茨城市)

[2023/4/15 茨城版]
 北茨城市(豊田稔市長)は、第5次総合計画に基づく、3カ年実施計画(23-25年度)をまとめた。基本目標6分野の事業総数は186事業となる。このうち、継続は162事業、新規は24事業とし、23年度分の事業費には52億3602万円を充てる。新規事業では、旧磯原中学校跡地公園整備事業や雨情の里スポーツ広場解体工事事業、峰岸地区上水道整備事業、清掃センター隣接地周遊型公園整備事業などを盛り込んだ(主要事業の一覧は6-5面に掲載)。

 実施計画は、基本計画との関連を明確にするため基本計画の施策体系に合わせた構成とし、市の掲げる6つのまちづくりの基本目標に従って取りまとめられている。23年度は、「市民参画・行財政運営」に4億8229万円、「健康・医療・福祉」に8億1144万円、「教育・文化」に6億0228万円、「都市基盤」に15億7866万円、「自然環境・生活環境」に11億4387万円、「地域産業の振興」に6億1746万円を充てる。

 主な事業では、旧磯原中学校跡地の利活用で、子育て支援住宅事業と公園整備事業を計画する。旧磯原中学校跡地2万4310平方mのうち、3151平方mでは特別目的会社による子育て支援住宅事業に着手した。事業者にはプロポーザルで積水ハウスグループを代表者とする「きたいば暮らし」を優先交渉権者に選定。事業用地を無償で貸与し、設計、建設、管理及び運営を行わせるための手続きを進めている。

 また、市道に接する3051平方mの用地には、公園を整備する。園内には休憩室や公衆トイレ、外構などを配置する計画で、当初予算には事業費に2億0338万円を計上している。なお、設計は団建築設計事務所(水戸市)が担当。残る住宅用地1万8107平方mについては、すでにハウスメーカーに売却済みとなっている。

 雨情の里スポーツ広場工事事業は、データセンターなどの誘致を目指して同広場を解体し、工業団地の整備を進めるもの。同広場の機能については、磯原地区公園などへの移設が完了していることを踏まえ、22年に広場の廃止を決定した。本年度は解体工事を実施するため、事業費に1億円を確保した。

 水道事業では、老朽管の布設替えを計画的に進めている。22年度までの進捗率は46%で、36年度までの計画期間で総事業費38億8462万円を充てる。このほか、華川浄水場施設整備事業では配水池等施設の整備・更新に15億円を見込む。新規では、峰岸地区上水道整備事業に着手し、23年度の目標として変更認可申請および管網計算と基本設計を掲げている。

 公共下水道事業では、05年度に供用を開始した処理区域を順次拡大中で、1992年度の事業開始からの総事業費は242億5158万円にのぼる。今後も公共用水域の水質保全に寄与するため、下水道管の整備を進め水洗化を促進する。現事業計画区域面積299.6haに対し、22年度までの整備率は70.5%(整備面積206.2ha)となっている。

 清掃センター隣接地周遊型公園整備事業では、4月に稼働を開始した新清掃センターにあわせ、隣接する市有地に公園を整備する。この公園には、環境学習の場としての機能に加え、健康増進など、市民の憩いの場として利用できる機能を盛り込む。また、旧清掃センター関連施設のすべての解体撤去に取り組むため、事業費に23-24年度の2カ年で総額8億円を確保した。

 小中学校整備では、長寿命化改修事業を計画的に進めており、23年度は大津小校舎屋上防水改修工事と中郷中学校屋体長寿命化予防改修工事に着工する。このほか、24年度に中郷一小校舎A長寿命化改修実施設計、25年度に同改修工事(I期)を予定している。また、小中学校特別教室空調設備整備事業では、各学校の特別教室へ空調設備の設置を23年度に完了させ、快適な学習環境を整えるだけでなく非常災害時の避難所としての機能向上も図る。

 18年度から取り組んでいる市庁舎空調・電気設備等改修事業では、21年度までに第一期工事を完了した。社会情勢の変化などを踏まえた計画の見直しを経て、23年度以降は空調機器改修や照明器具のLED化工事、幹線改修工事を進めていく方針となっている。

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