赤坂センター地区に複合施設 基本調査のプロポ公告(成田市)

[2023/4/25 千葉版]

 成田市は4月24日、仮称・赤坂センター地区複合施設整備基本調査業務の委託事業者を選定する公募型プロポーザルを公告した。成田ニュータウンの再生を見据え、複合施設を整備するための基本調査に着手、施設の目指すべき将来ビジョンを策定する。提案金額の上限は986万7000円(税込み)。履行期限は2024年3月まで。

 赤坂センタービル跡地(約1ha)は、複合施設の整備を見据え、県企業庁から成田市土地開発公社が取得。保育需要に対応するため、暫定的に赤坂保育園を運営している。保育園南側の隣接地(約1ha)はコインパーキングとして利用している。

 成田ニュータウンは、今後、空港関連企業の従業者の受け皿としての役割も大きくなることから、市では、駅前西口大通りを挟み北側に位置する中央公民館や図書館の建て替えも視野に、同地区の用地(約4ha)を一体的に活用することを計画。20年11月には庁内に「赤坂センター地区複合施設等整備推進委員会」を立ち上げるなど、土地の具体的な活用方法を検討している。

 そこで、同業務では、複合施設に導入する機能を検討、既存の中央公民館、図書館の再整備に伴う検証などを進める。複合施設の整備にあたっては、PFI手法の導入を優先的に検討する。

 主な業務内容は▽調査の概要、前提条件の整理▽市民ニーズの調査(市民アンケート調査、ワークショップ)▽全市的な現状把握・分析▽中央公民館、図書館の再整備に関する検証と考察▽整備スケジュールの検討▽導入機能の検討▽将来ビジョン策定▽報告書の作成▽打合せ協議──など。

 参加資格は、22・23年度成田市工事等入札参加業者資格者名簿の「測量」部門に登載され、建設コンサルタント登録規定による都市計画と地方計画部門の登録があることなど。また、経験として、官公庁が発注した複合施設の整備と既存施設の再整備に関するコンサルタント業務の実績を求めている。

 参加表明を5月11日、企画提案書を19日まで受け付け、第1次審査結果を26日に実施。プレゼンテーション審査を31日に実施し、選定結果を6月中旬に通知する予定だ。

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