ジャクエツが園舎設計 塩釜のパドマ保育園改築(紅葉学園)

[2023/5/10 宮城版]
 紅葉学園(多賀城市、河崎泰泉理事長)は、塩釜市のパドマ幼稚園改築に伴う園舎新築工事実施設計・監理業務の公募型プロポーザルで、保育教材の企画開発・建築設計を行うジャクエツ(東京本社・東京都港区)を委託事業者に決定した。見積もり合わせを行い、月内に業務委託契約を結ぶ。2023~24年度の改築事業で、本体工事の発注は8月を予定する。仮設園舎の設置・解体工事を一括する見通し。

 プロポは2月に公告し、4月10日までにジャクエツと鈴木弘人設計事務所の2社から参加申請・提案を受け付けた。同月末の選考委員会でジャクエツを委託事業者に特定した。同社は保育教材の開発、保育園・文化施設・商業施設で遊び環境づくりの設計などを行っている。

 同業務では新園舎の実施設計と新築工事の監理業務を行う。履行期限は契約後に協議して決定する。

 場所は、塩釜市玉川2-6-12。敷地は約1713平方m。定員は114人(現90人)。老朽化と乳児保育の受け入れを増やすため、園舎を改築し認定こども園に移行する。新園舎の計画規模はRC造2階建て延べ約1015平方m。建築面積は約566平方m。園庭は地上型(約128平方m)のほか、屋上園庭を配置する。 

 改築工事は、近接地にプレハブの仮園舎を設置し、既存園舎の解体工事、新築工事の順に進める計画で25年4月1日の開所を目指す。本体工事は8月に競争入札を公告する予定で、仮設プレハブ園舎の設置、解体工事を一括する見通し。

 工事費は国の就学前教育・保育施設整備交付金を活用する。23年度事業費に約6000万円が内示され、年度内に市が24年度事業費を国に申請する予定。

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