期成同盟会が発足 新湾岸道路の早期整備へ(県と沿線6市)

[2023/5/27 千葉版]

熊谷会長

熊谷会長

 新湾岸道路整備促進期成同盟会の設立総会が26日、千葉市内で開かれた。県と沿線6市で構成し、会長に熊谷俊人知事が就任した。東京湾岸地域の慢性的な渋滞解消を目指す新湾岸道路の早期計画具体化に向けて、国など関係機関に対して、より一層強く働きかけていくことを確認した。

 この期成同盟会は、県と沿線の千葉、市川、船橋、習志野、市原、浦安6市で構成。熊谷会長は、新湾岸道路の必要性を強調し、「沿線市と一致団結して、新湾岸道路の早期実現を目指していきたい」と意気込みを語った。

豊田国土交通副大臣

豊田国土交通副大臣

 豊田俊郎国土交通副大臣は、1日も早い着工に向けて全力で取り組んでいく考えを表明。奥野総一郎衆院議員や英利アルフィヤ衆院議員、県議のほか、国土交通省から廣瀬昌由関東地方整備局長や小島昌希千葉国道事務所長らが駆け付けた。

 副会長の小出譲治市原市長が要望書を読み上げ、採択することが決まった。速やかに要望活動を実施する予定だ。

 要望事項は次の通り。

▽外環高谷ジャンクション周辺から蘇我IC周辺・市原IC周辺までの湾岸部において、多車線の自動車専用道路として、速やかに計画段階評価に着手し、早期に計画の具体化を図ること
▽湾岸部の都県間について検討を行い、計画を具体化すること
▽ルートや構造に検討にあたっては、千葉県三番瀬再生計画との整合性を図るとともに、地域の生活環境に配慮した計画とすること
▽国道357号の渋滞対策の推進、仮称・検見川・真砂スマートインターチェンジ事業の促進を図ること
▽防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策に必要な予算・財源を確保し、計画的に事業を推進するとともに、対策期間完了後も、国土強靭化に必要な予算・財源を通常予算とは別枠で確保して、継続的に取り組むこと
▽道路整備・管理が長期安定的に進められるよう、新たな財源を創設するとともに、道路関係予算全体を増額し、必要な予算を確保すること

設立総会には国会議員など多数の来賓が出席した

設立総会には国会議員など多数の来賓が出席した

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