乙女小を3カ年で改修 学校適正配置 網戸小は統合、下生井小は維持(小山市)

[2023/8/4 栃木版]

 小山市は、乙女中学校区で小学校の統合を計画し、適正配置の方針をまとめた。それによると、下生井小学校は現状を維持し、網戸小学校は2025年4月に乙女小学校への統合を目指す。統合先の乙女小学校では、23年度から25年度にかけて改修工事を予定しており、近日中には校舎の屋上防水改修工事を発注するとしている。

 市は学校の適正配置を進めており、このうち小規模校の下生井小学校と網戸小学校は、乙女小学校との統合を構想している。市は、地元の保護者からのアンケート結果を踏まえ、このほど適正配置の方針をまとめた。

 それによると、網戸小学校は乙女小学校への統合を目指す。地元への説明のほか、夏期に各種検討委員会を設置して協議を進め、10月の庁議や定例教育委員会を経て正式に統合を決定する見込みとなっている。統合後の網戸小学校の施設については、今後跡地利用を検討する。

 統合先となる乙女小学校は、施設の老朽化が進んでいるため、施設の改修を23年度から25年度にかけて実施する。23年度はトイレ改修工事をすでに発注したほか、老朽化した校舎の東棟と西棟で、屋上防水の改修工事を実施する。

 24年度は、照明器具をLED化する工事を行うほか、外構工事を予定している。照明LED化は、東棟、西棟、体育館のほか、屋外の外灯なども含め、すべての照明を対象に実施する。

 外構整備は、網戸小からのスクールバスの乗り入れなど児童の受入態勢を整えるため、北東の門扉やロータリーを改修し、駐車スペースやバス乗降スペースも確保する。25年度は、老朽化した校舎の東棟と西棟で外壁の改修工事を行う。

 下生井小学校は、当面は現状を維持し、2025年度策定予定の学校適正配置等の計画や、児童の推移や地元の意見なども確認しながら、学校のあり方を検討していく。

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