文化ホールの設計支援 補正予算案(千葉県習志野市)

[2023/8/26 千葉版]

 習志野市(宮本泰介市長)は25日、9月1日開会の市議会定例会に提出する38議案の概要を明らかにした。一般会計補正予算案は1億2390万円を増額、JR津田沼駅南口地区における市街地再開発事業に向け、習志野文化ホールの設計に伴う支援業務を委託するほか、国の交付金活用に必要な都市再生整備計画の策定に着手する。

 市は、津田沼駅南口地区の再開発について、ショッピングプラザ「モリシア津田沼」の信託受益権を有する野村不動産と「まちづくりに関する確認書」を6月に締結。市が今年3月に策定した「習志野文化ホール再建設基本計画」に基づき、新たな文化ホールを整備することを確認している。

 習志野文化ホール再生事業(基本設計・実施設計に伴う支援業務委託)には、2023~25年度の3カ年で総額2349万円の継続費を追加し、今年度分として587万円を計上。今後、施行予定者の野村不動産が実施する文化ホールの設計について、市が設計の是非を検討する際に、専門的知見から調査・検討して助言、資料などを提供してもらう。

 また、ペデストリアンデッキ含む駅前広場の整備など、地域の特性を活かしたまちづくりを進めるため、国の交付金の採択を目指し、都市再生整備計画の修正と策定業務に990万円を配分する。

 補正予算案では、このほか、児童福祉費として1億0813万円を確保、民間保育所の施設整備に追加で補助金を交付する。

 9月の市議会定例会には、野村不動産と新たなホールを整備することについて確認したことに伴い、習志野文化ホールの設置と管理に関する条例を廃止するための議案を提出する。

 工事請負契約議案では、仮称・藤崎こども園整備工事2件、第一中学校長寿命化改修工事3件の計5件について、工事委託契約議案では、鷺沼東跨線橋補修工事について、新たに議会の承認を求める。

 契約相手(税込みの契約金額)は、仮称・藤崎こども園整備工事の建築工事が松井建設(9億8450万円)、機械設備工事が福葉水道(2億3364万円)。第一中学校長寿命化改修工事の建築工事が新日本建設(12億7380万円)、電気設備工事が大崎電設(2億6676万3200円)、機械設備工事がサクラ設備(3億4637万9000円)。鷺沼東跨線橋補修工事が東日本旅客鉄道・千葉支社(40億3956万1000円)。

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