一宮川に第三調節池を新設 長柄町に55万m3規模(千葉県)

[2023/8/30 千葉版]
 甚大な浸水被害を受けた一宮川上流に新設する第三調節池の計画概要が29日、明らかになった。長柄町に貯留量55万m3規模の調節池を整備する計画。地元説明会などを実施しており、秋から用地交渉を本格化し、2024年度以降の早期着工を目指す。 

 県や流域市町村で構成する一宮川流域治水協議会の第7回会合で、県一宮川改修事務所が河川整備の進ちょく状況や今後の進め方の中で報告した。

 第三調節池の建設予定地は長柄町小榎本地区の約20ha。一宮川の清水橋から日栄橋の間に新設する。貯留量は約55万m3を想定。一宮川に越流堤や排水樋門を整備する計画だ。

 地質調査や地元説明会が完了し、詳細設計や用地測量を進めている。今後、用地交渉を本格化し、24年度以降の着工、29年度の完成を目指す。

 一宮川中流域に増設する第二調節池については、掘削工事を進めている。7月末時点で計画貯水容量40万m3のうち約36万m3を確保しており、年度内の完成を目指す。

 このほかの整備状況をみると、瑞沢川合流点から下流の河道掘削区間では、用地取得を継続。川瀬橋付近の護岸工事や松潟堰上流の堆積土除去を進めている。

 瑞沢川合流点~鶴枝川合流点の河道拡幅区間では、7月末時点で約9割の用地を取得。改修に伴う橋梁の架け替えや樋門を施工している。

 鶴枝川合流点~豊田川合流点の護岸法立て区間では、左岸の河道掘削や護岸工事が本格化し、24年度末までの完成を予定している。

 一宮川中流域の堤防かさ上げ区間では、早野橋~鷲巣橋の間で、50cm程度のコンクリートかさ上げ工事を進めている。

 県土整備部の古谷野克己河川整備課長は「24年度末の中下流域の完了、29年度末の流域全体の完了を目指し、市町村や流域関係者が一丸となって、流域治水を進めていきたい」と意気込みを示した。

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