産業用地開発に1.6億円 ユーセンター総和を改修(古河市補正)

[2023/9/15 茨城版]
 古河市は、第3回市議会定例会に補正予算案などの議案を提案している。このうち、一般会計には24億0580万円を追加し、総額を560億8770万円とした。主なものでは、未来産業用地開発事業に1億6320万円を計上したほか、ユーセンター総和の内外壁改修工事費やネーブルパーク工芸館改修工事費、三和健康ふれあいスポーツセンター改修工事費などを盛り込んだ。

 未来産業用地開発事業では、道水路新設改良工事費9000万円や八幸土地改良区揚水機場移設・撤去負担金5620万円、市公共下水道計画設計業務委託料700万円などを盛り込んだ。この事業では、東山田・谷貝地区への立地企業4社が決定したことを受けて、周辺道路や水路の整備工事に着手する。あわせて、既存施設などを撤去し、用地の引き渡しに向けた周辺環境整備を行う。また、未整備の公共下水道に関する計画と設計を策定する予定だ。

 ユーセンター総和では、内外壁改修工事費に8756万円、工事監理委託料に437万円を確保した。この工事は、施設の老朽化と利用者の安全性を確保するため、内装や外装のタイルなどの改修を実施するもの。建物は1991年に建設され、構造・規模はRC造3階建て、延べ1994平方mとなる。内部には多目的ホールや学習室、和室、研修室、会議室、図書室、事務室などを配置する。改修工事の実施設計は、長塚建築設計事務所(古河市)で策定した。

 ネーブルパークでは、園内のキャンプサイトとバーベキュー広場のリニューアルを行う。また、教育支援センター「さるびあルームそうわ」が敷地内から工芸館へ移転するのに伴い、工芸館の改修工事を実施する予定だ。

 三和健康ふれあいスポーツセンターでは、配管改修工事費を追加した。引き続き設備の老朽化に対応するため、温水プールの配管改修工事を行う予定だ。

 このほか、古河歴史博物館では消防施設の補修工事が必要となり、修繕料を計上した。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.