台風被害の粟又の滝遊歩道 施設全体で復旧検討へ (千葉県)

[2023/11/30 千葉版]
 千葉県は、9月の台風13号の大雨で被災した養老渓谷・粟又の滝遊歩道(大多喜町)について、本格的な復旧に乗り出す。遊歩道が流出するなど、施設全体が甚大な被害を受けたため、復旧方法を検討していく。年度内にも測量や地質調査、詳細設計などの業務を委託する方針だ。

 県の12月補正予算案では新規事業として、粟又の滝遊歩道の復旧事業を盛り込んだ。測量などで2000万円を計上するとともに、地質調査や詳細設計で限度額4500万円の債務負担を設定している。

 粟又の滝遊歩道は、台風13号の記録的な大雨の影響により、二級河川養老川が増水し、エリア全体で歩道の流出・陥没や倒木、落石、法面の崩落など、甚大な被害が発生した。発災後、通行止めとなっていたが、地元からの要望が多い上流と下流の入り口周辺については復旧している。

 県自然保護課は、被害が大きかったため、遊歩道全体について、被害の全体像や地質の状況を把握した上で、有効な復旧方法を検討する方針だ。2024年度までに詳細設計をとりまとめ、25年度の着工を目指している。

 粟又の滝遊歩道の延長は約2km。県が1989年から整備を進め、96年に完成した。上流側と下流側にそれぞれ入口があり、養老川に向かうスロープが設置されている。上流側には県内最大級の粟又の滝があり、紅葉シーズンには県内外から多数の観光客が訪れている。

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