住宅整備費に12億円 町道56号線で歩道設置工事(五霞町補正)

[2023/12/20 茨城版]
 五霞町の12月補正予算は、一般会計に2億3720万円を追加し、総額を59億8995万円とした。主なものには、地域優良賃貸住宅整備事業(地域優良賃貸住宅整備)で23-55年度の債務負担行為に12億1000万円を設定。このほか、町道56号線への歩道設置のための工事費や、福祉センター「ひばりの里」とごか西児童館の内部改修工事費などを盛り込んだ。

 地域優良賃貸住宅整備事業は、移住・定住対策の一環で、町有地に地域優良賃貸住宅を建設することで快適な町内の居住環境を創出し、子育て世帯の転入促進を図るもの。特定事業に選定されたことを受けて、PFI方式で進めていく。議会の承認が得られれば、2月に公募型プロポーザル方式で事業者の募集を開始する見通しだ。

 この住宅は川妻地区と原宿台地区の2地区に同時に建設する予定で、24年9月に事業契約を締結し、25年12月の完成、26年1月の入居開始を目指す。事業期間は56年3月31日までの30年間に設定。3LDKタイプ(住居専用面積80平方m程度)の集合住宅を建設し、駐車場は住宅用に各戸2台、原宿台コミュニティセンター用に10台分を確保する。川妻地区は川妻川岸前公園の敷地1149平方mに2階建て・6戸、原宿台地区は原宿台コミュニティセンターと隣接する辰堂公園(面積3184平方m)の敷地を併せた5426平方mに、3階建てまでの住宅24戸を建設する。既存のコミュニティセンターは解体して新設する予定だ。

 町道整備事業は、町道56号線を拡幅して歩道を整備する。補正予算には1200万円を計上し、延長約180mの区間に幅員1.5~2m程度の歩道を設置していく。

 江川地内に立地する福祉センター「ひばりの里」では、内部改修工事を行う。施設内の空調設備が故障したため、一部機器の取り替えなどの修繕工事費を予算化した。

 このほか、ごか西児童館では蛍光灯の修繕工事を実施する。また、「道の駅ごか」振興事業で地域商社設立運営支援業務委託を行うために、23-26年度の債務負担行為1815万円を設定して、地域商社設立に向けての手続きに入る考えだ。

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