新庁舎の規模は5700平方m 市庁舎検討委 烏山の3候補地を検討(那須烏山市)

[2023/12/26 栃木版]

 那須烏山市は、南那須図書館で第7回市庁舎整備等検討委員会(委員長・三橋伸夫宇都宮大学名誉教授)を開催し、庁舎整備基本構想の第1次素案を協議した。新庁舎の規模は5700平方mとし、今後[1]中央公園[2]金井1丁目周辺[3]JR烏山駅周辺-の3つの候補地を比較検討していく。庁舎整備に合わせて、市街地のまちづくりも進める方針で、市有施設の複合化・集約化も行うとしている。

 市は市役所新庁舎について、その他公共施設との複合化を視野に新築整備を目指しており、新たなまちづくりと連携した一体的な庁舎整備が重要としている。2023年度に基本構想、24年度に基本計画を策定する計画で、基本構想策定支援業務は大日本コンサルタント(東京都千代田区)が担当している。

 庁舎は本庁方式を採用し、烏山地区に整備する。烏山庁舎と南那須庁舎は解体し、保健福祉センターや水道庁舎は継続利用する。新庁舎の規模は5700平方m、来庁者用等駐車場が4000平方m(160台)と想定し、職員駐車場は基本構想と別途検討する。必要敷地面積は、2階建ての場合が7535平方m、3階建ての場合が6490平方mとした。

 新庁舎候補地はJR烏山駅からおおむね2km圏内を抽出し、敷地条件や災害への安全性に基づく1次評価、利便性・経済性・実現性・将来性などによる2次評価を行い、[1]中央公園[2]金井1丁目周辺[3]JR烏山駅周辺-の3カ所-を候補地とした。

 候補地選定にあたって、委員からは▽市民の利便性や将来を第一に考える▽コンパクトシティの実現を目指す▽JR烏山線を市の背骨とし、庁舎は頭と位置付けたまちづくりを展開する▽その他公共施設を含めたまちづくりのグランドデザインを描いた上で合意形成を図る-などと意見されている。

 候補地のうち、中央公園の面積は約1万9500平方mで、庁舎を南側に配置する必要があり、駐車場が南北に長くなるほか、東側崖地から一定距離を確保する必要がある。道路整備のために民有地の買収も必要だが、アクセス道路が整備された場合には、JR烏山駅などの主要施設を結ぶ南北の都市ネットワークが形成され、回避性の高い市街地の形成が期待される。

 金井1丁目周辺は、商業施設跡地の約7400平方mとなっている。市道で敷地が分断されており、周辺住宅地の環境に配慮した施設計画や、跡地買収が必要となる。JR烏山駅などにも近接し、周辺に商業施設なども集積していることから、コンパクトシティの形成や、都市計画事業を展開することで駅周辺の再整備や公共施設の集約化による都市機能の充実が期待できる。

 JR烏山駅周辺は、駅前広場・市営駐車場・宅地(未利用地・空き家が多い)の約1万3400平方mとなっている。未整備の都市計画道路の検討や、民有地の買収が必要となるが、駅周辺の再整備や公共施設の集約化、コンパクトシティとネットワーク化による都市機能の充実が図れる。

 建設候補地選定にあたっては、新庁舎を核に公共施設の機能の再編再配置が効果的かシミュレーションを行い、まちづくりグランドデザインを描いた上で総合的に判断する方向で検討を進めていく。烏山市街地では、新庁舎等の行政機能を含めた都市機能を誘導するとし、市のシンボルとなるような都市環境を形成する。南那須市街地は、公共施設の新たな配置で定住促進拠点の環境を形成していく。

 烏山地区の施設について、烏山庁舎は本庁舎移転後に用途廃止し、跡地利用を検討する。烏山公民館、烏山図書館、こども館は、その他公共施設との複合化による集約化を検討する。烏山南公民館は、計画的な維持管理で長寿命化を行う。

 また、烏山体育館や野上体育館は、統合再編による集約化を検討する。烏山武道館は市武道館、烏山弓道場は南那須弓道場への総合再編による集約化を検討する。山あげ会館は計画的な維持管理で長寿命化を行うほか、民間活力を生かした機能充実などを図っていく。整備を構想していた資料館は、烏山城跡の国史跡指定後に検討されるガイダンス施設の整備にあたって、資料館や図書館機能を併設した複合化を含めて検討を進める。

 南那須地区の施設について、保健福祉センターは市役所支所機能および避難所を兼ねた機能を設け、計画的な維持管理で長寿命化を図っていく。南那須公民館、南那須図書館、南那須B&G海洋センターは、計画的な維持管理で長寿命化を行う。南那須弓道場は、烏山弓道場との集約化を検討する。市武道館は、烏山武道館との集約化を検討し、計画的な維持管理で長寿命化を行う。

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