ECI方式の中央コミセン減築大規模改修 大成建設が最優秀(千葉市)

[2024/2/2 千葉版]
 千葉市は1日、千葉中央コミュニティセンターの減築大規模改修に向けた実施設計の技術協力業務について、簡易公募型プロポーザルを実施した結果、大成建設(千葉支店・千葉市中央区)を最優秀提案事業者に特定したことを明らかにした。ECI方式による施工予定者となるもので、委託限度額は1000万円。VE提案採用後の工事費は181億9840万円を概算している。

 プロポでは大成建設から参加表明と技術提案があった。選定委員会で実績や技術提案、価格による総合評価を行い、審査した結果、同社を最優秀提案事業者に選定している。

 老朽化が進む千葉中央コミュニティセンターについて、耐震性を確保した上で、引き続き公共公用利用する方針。10階のうち5階以上を解体・撤去し、施設全体を大規模改修する。減築・改修後の施設規模は延べ3万2770平方mとなる見込みだ。

 事業方式はECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)を採用する。設計段階から施工予定者を選定し、実施設計業務への技術協力をしてもらい、仕様など決定後に施工予定者として工事契約を締結する方式となる。

 24年度までに実施設計をとりまとめ、25年度の着工、27年度の完成、28年度の供用開始を目指す。基本・実施設計業務は山下設計(東京都中央区)、実施設計CM業務は長大(千葉事務所・千葉市中央区)、再整備基本計画策定業務はINA新建築研究所(東京都文京区)がそれぞれ担当している。

 千葉中央コミュニティセンターの所在地は中央区千葉港2-1で、千葉都市モノレール市役所前駅に接続している。建物の規模は地下3階地上10階建て延べ5万1801平方m。1974年9月に完成した。

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