大衡道路に最大19億円程度 24年度の直轄事業計画(東北整備局)

[2024/2/27 宮城版]
 東北地方整備局は26日付で、2024年度の政府予算案に基づく直轄事業計画(予定)を県や仙台市に通知するとともに、同局のホームページに公表した。主な事業費(進捗見込み)は、国道4号大衡道路に6億~19億円程度、国道4号仙台拡幅に13億~15億円程度を充てるなどしている。

 大衡道路は24年度に道路設計、埋蔵文化財調査、用地買収、改良工事などを進める。仙台拡幅は箱堤交差点の立体化などを進めており、24年度に高架橋の上部工、舗装工、道路付属物工などを実施する。同交差点を含む延長1.4km区間は24年度の開通を予定している。

 道路関係はこのほか、国道108号古川東バイパスに4億~5億円程度、国道398号石巻バイパス(沢田工区)に最大3億円程度、国道4号築館バイパスに最大2億円程度、国道4号仙台拡幅(篭ノ瀬~鹿の又)に最大2億円程度、三陸沿岸道路の歌津~本吉間に1億~3億円程度を配分。

 国道4号、国道6号、国道45号、国道108号などの交通安全事業と電線共同溝事業には計15億~28億円程度を確保する。

 水管理・国土保全局関係では、鳴瀬川ダム関連の鳴瀬川総合開発事業に36億円、阿武隈川水系(内川等)の特定緊急砂防事業に24億円程度、内川・五福谷川・新川の河川等災害関連事業に12億~33億円、吉田川の河川等災害関連事業に1億1000万~18億円、仙台湾南部海岸の海岸保全施設(ヘッドランド等)整備事業に3億1000万~13億円を割く。

 港湾関係では仙台塩釜港石巻港区雲雀野地区の国際物流ターミナル整備事業に5億~24億円程度を充てている。

 なお、事業計画は現時点の予定であり、今後に変更する可能性がある。

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