道の駅をリニューアル 恵川の浚渫に1.9億円(壬生町予算案)

[2024/3/2 栃木版]

 壬生町(小菅一弥町長)は、2024年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度当初比0.7%減の153億5000万円で、このうち普通建設事業費は、旧庁舎解体事業やおもちゃのまち駅バリアフリー化事業の終了などで20.3%減の16億2515万円となっている。主な建設事業は、業者選定を進めているまちなか拠点施設整備事業、県主体の整備に負担金を支出する新産業団地整備事業などのほか、道路整備、恵川浚渫事業、下稲葉地区の住宅団地の基本計画策定、壬生PAスマートIC整備事業、国谷駅の駅前広場整備、道の駅リニューアルなどを進める。=2面に主要建設関連事業と予算額

下稲葉地区で住宅団地基本計画

 建設関連の主な事業は、溢水対策として恵川浚渫事業に1億9474万円を計上し、江川でも護岸と管理用道路の整備で5349万円を配分している。住宅団地造成事業は、県営圃場整備事業下稲葉地区の創設非農用地に住宅団地を整備するため、基本計画の策定に277万円を計上した。

 壬生PAスマートIC整備事業には1億0105万円を計上し、スマートICと連結する町道などの整備を含めた設計、測量、調査を進めていく。東武国谷駅の駅前広場整備事業には1億5018万円を計上し、駅前広場の整備を進める。

 学校施設では、小学校施設の長寿命化で3820万円を計上し、23年度からの繰越分からも1億1227万円を計上した。安塚小学校の普通特別教室棟の長寿命化改良工事は、24年度に2期工事として1階の内装を中心に工事を予定している。中学校の体育館や武道館に空調機を設置する事業は、リース契約のため1942万円を予算化した。

 道の駅「みぶ」では、みぶハイウェーパークのリニューアル整備工事に3606万円を計上したほか、23年度からの繰越分でも6億1257万円を計上している。24年度は、管理棟やトイレ棟の整備工事、みらい館内でチャレンジショップの設置工事などを予定する。

 道路は、二級町道56号(下稲葉地内)に9204万円、2級町道59号(壬生丁地内)に2928万円、町道2-772・777号(睦小学校周辺)に3806万円を計上し、道路や歩道を整備する。重要物流道路改良事業には1億4800万円を計上し、おもちゃ団地内の重要物流道路を整備する。町道修繕事業には1億4358万円を計上し、舗装修繕や雨水排水対策、区画線修繕などを進めていく。

 企業会計は、水道事業の資本的支出が0.4%減の3億9424万円となった。六美北部地区土地区画整理事業に伴う配水管整備、主要地方道羽生田上蒲生線の跨線橋整備に伴う管路整備などを実施する。

 下水道事業の資本的支出は16.7%減の14億2968万円を計上し、六美北部地区土地区画整理事業に伴う雨水管・汚水管の整備や、水処理センターの更新事業などを進めていく。

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