石井氏が会長就任 県建設業協会が定時総会

[2024/5/29 千葉版]

あいさつする石井会長ら新役員

あいさつする石井会長ら新役員


 千葉県建設業協会(千建協)は5月28日、千葉市中央区のホテルで定時総会を開いた。2議案と2つの報告事項がされ、全ての案を原案通り承認した。任期満了に伴う役員改選の議案では、新理事らの互選により、石井良典氏(石井工業)を新会長に選出した。三役では副会長1人と専務理事が留任、湯浅健司氏(湯浅建設)と渡邉愼司氏(興和建設)が副会長に新任された。新会長に選出後、あいさつに立った石井会長は、「今後とも全身全霊で対応していく所存、みなさまのご指導ご鞭撻を」と述べ、就任に当たっての決意を示した。

 定時総会は、県土整備部の池口正晃部長と、菰田直典災害・建設業担当部長を来賓に迎え開催。

 報告事項として23年度事業報告と24年度の事業計画・収支予算、決議事項として23年度収支決算報告と役員選任案を原案通り可決した。

 24年度の事業計画では、「働き方改革に対してより一層の取り組み促進が急務であるなど、建設業界を取り巻く状況は依然厳しい状況にある」と指摘し、地域の守り手として役割を果たしていくため、地域建設業が健全で安定した経営基盤を確保することが大前提と強調。「新3K+1(給与・休暇・希望+かっこいい)」の実現のため、労働環境を改善、魅力ある建設業を社会に向けて発信し続ける必要があるとしている。

 議事に先立つあいさつで高橋順一前会長は、災害対応空白地帯をつくらないためにも、従来の公共事業を含め、事業の継続や新たな施策に向け、国や県に対し強く要望していく必要があると指摘。

 自然災害は年を経るごとに激甚化していると危惧し、地域の安全・安心を守る地域建設業が、地域に明りを灯し続けるためにも、担い手確保と育成、待遇改善などの課題を早急に解決していかなければならないと強調。会員企業の声を発注機関に伝え、必要不可欠な役割や使命への理解を深める活動に協力を求めた。

 当日承認された新三役と相談役は次の通り(敬称略)。
▽会長=石井良典(石井工業・香取支部)
▽副会長=船越博文(船越組・千葉支部)、湯浅健司(湯浅建設・東葛支部)、渡邉愼司(興和建設・君津支部)
▽専務理事=相澤忠利(県建設業協会)
▽相談役=高橋順一(高橋工務店・東葛支部)

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