極東開発JVが施工 新リサイクルセンターの建設(大崎広域事務組合)

新施設完成後に解体する現リサイクルセンター

新施設完成後に解体する現リサイクルセンター

[2017/1/25 宮城版]
 大崎市・色麻町・加美町・涌谷町・美里町の1市4町で組織する大崎地域広域行政事務組合(管理者:伊藤康志大崎市長)は1月24日、臨時議会を招集し、1月13日に一般競争入札で開札した設計・施工一括型の「仮称・大崎広域新リサイクルセンター建設工事」の工事契約案を提出。議会は案を承認した。同工事には2JVが応札し、1落39億0270万円(落札率94.2%)で極東開発工業(兵庫県西宮市)・村田工務所(大崎市)・丸か建設(加美郡加美町)特定JVを落札者に決定し、仮契約を結んでいた。組合は議会承認を得られたことから、近く本契約を行う。設計は契約成立後、速やかに実施し29年夏ごろには工事着手する見通し。新リサイクルセンターは31年度の供用開始を目指している。

 新リサイクルセンターは、現行の大崎広域リサイクルセンター(古川桜ノ目)が、焼却施設を統合し新たに整備する「西地区熱回収施設」の建設予定地となっていることから、現センターを解体するため、先行整備する。

 新センターの建設予定地は現センターから道路を挟んで北側に位置する古川桜ノ目新高谷地の約1万7200平方m(工事対象範囲1万5200平方m)。現在は解体工事が完了し、更地となっている。

 構想ではプラント棟1250平方m、管理棟875平方m、ストックヤード1800平方m、敷地北側の市道と周囲の民家からの景観に配慮した緑地帯などの整備を予定しているが、施設規模などは今後の設計により変動する。

 新施設の処理能力は日量31.3t(破砕設備16.9t、選別設備11.7t、保管設備2.7t)を見込み、供用開始は31年4月を目指している。

 同施設完成後は、31年度から3カ年をかけて熱回収施設の建設に着手。熱回収施設完成後には、計量棟や搬入導線の整備が予定されている。

 新リサイクルセンター関連では、同じく1月13日に一般競争入札で施工監理業務も開札されており、1落3593万2000円で八千代エンジニヤリング(東北支店・仙台市青葉区)が落札した。

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