鶴舞桜が丘と統合の市原高 新年度で改修設計(千葉県教育庁)

[2017/2/7 千葉版]
 千葉県教育庁財務施設課は29年度予算案に、高等学校再編事業として市原・鶴舞桜が丘高校の統合に事業費1070万円を計上した。統合する2校のうち改修する市原高校の校舎などを改修するための設計委託料で、29年度に設計を完了させ、30年度に改修工事を行う計画だ。

 県教育庁では県立学校改革推進プランなどに基づき、魅力ある高等学校づくりを進めており、27年度に同プランの第3次実施プログラムを策定した。これに市原と鶴舞桜が丘の県立高校2校の統合が盛り込まれており、31年度を想定している統合の後に使用しなくなる鶴舞桜が丘高校の校舎など跡施設については、現時点で、利活用は白紙の状態としている。

 統合後に既存施設を使用する市原高等学校(市原市牛久655)には、[1]管理特別教室棟(RC造4階建て延べ4502平方m)[2]普通教室特別教室棟(RC造3階建て延べ2531平方m)[3]屋内運動場(RC(一部S)造2階建て延べ1458平方m)[4]普通教室棟(RC造3階建て延べ738平方m)[5]格技場(トレーニング室)(RC造2階建て延べ1010平方m)──がある。

 新耐震基準で建設された[5]を除くと、Is値0・78の[4]以外は耐震改修済み。統合に当たっては、新たに建物を増築する予定はなく、新たな学科コースを設置することに伴う改修などが計画されている。

 鶴舞桜が丘高等学校には鶴舞キャンパス(市原市鶴舞355)として、現在、[1]管理特別教室棟(RC造3階建て延べ2601平方m)[2]普通教室棟(RC造4階建て延べ2860平方m)[3]屋内運動場(RC(一部S)造2階建て延べ1842平方m)──が設置されている。いずれも旧耐震基準で建設されていたが、改修済み。

 同校にはこのほか、グリーンキャンパス(市原市鶴舞1159-1)に耐震改修済の本館(RC造階4建て延べ3317平方m)、新耐震基準で建設された屋内運動場・格技場(RC造3階建て延べ2091平方m)がある。このグリーンキャンパスは継続して利用することとし、生徒が移動するためのバスも引き続き使用する。

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