筒砂子ダムが本体設計 6月までにプロポで委託 工事事務所を新設(鳴瀬川総合開発)

[2017/4/5 宮城版]
 国土交通省鳴瀬川総合開発調査事務所は、加美町漆沢字筒砂子地区に筒砂子ダムを新設するため、第1四半期にダム本体の設計業務や、施工計画検討業務を簡易公募型プロポーザルで委託する。鳴瀬川総合開発事業は、本年度から建設事業に着手する。1日付で新たに鳴瀬川総合開発調査事務所から工事事務所に名称変更しており、7日に開所式を開く。本年度は事業費に11億4600万円を投入し、両業務のほか、ダムサイト地質総合解析など関連業務26件、横坑等工事1件を発注する予定になっている。

 鳴瀬川総合開発事業は、筒砂子ダムを建設するとともに、既存の漆沢ダムにトンネル洪水吐を新設し、容量を再編する。事業目的は、鳴瀬川の洪水被害を軽減させることや、かんがい用水を安定的に補給すること。水力発電による電力供給も可能にする。

 筒砂子ダムは、高さ105mの台形CSGダムで、総貯水量に4570万立方mを計画している。堤体の下幅は200m程度になる見込み。漆沢ダムの上流側に建設する。28年度はダム本体概略設計業務や、ダムサイト等地質総合解析業務を日本工営(東京都千代田区)に委託した。

 漆沢ダムは、高さ80mで、総貯水量に1800万立方mを計画。トンネル洪水吐は延長565mとなる。治水専用化を図る。28年度は、容量再編に向け構造物等検討業務を建設技術研究所(東京都中央区)に委託した。

 本年度は、ダム本体の設計や施工計画検討、ダムサイト地質総合解析のほか、ダムサイト上流と下流の地質調査、環境影響評価検討、付け替え道路の予備設計、漆沢ダム貯水池運用検討、技術資料作成、用地調査などの業務を委託する。

 予定では30年度までに環境アセスを済ませ、30~31年度に基本計画を作成・告示する。

 鳴瀬川総合開発工事事務所は、鳴瀬川総合開発調査事務所と同じ大崎市古川旭3-8-18に設置された。ダムの早期完成に向け、関係機関との連携を強固にし、事業促進に努める考えだ。

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