特養60床の増築棟新設 建設工事は秋発注(敬寿会)

[2017/5/2 宮城版]
 介護事業者の敬寿会(山形県山形市、金澤壽香理事長)は、特別養護老人ホーム(特養)の仙台敬寿園を増築する。秋を目安に増築棟の建設工事を発注し、3階建て延べ約3181平方m、60床を整備する。年内の着工予定で造成後、建築工事に着手し、開所は31年4月を予定している。

 同施設は19年3月、仙台市青葉宇区下愛子の敷地約1.7haに開所した。既設棟は安藤ハザマ(東北支店・仙台市青葉区)の施工で、RC造3階建て延べ4443平方mに特養60床と併設でショートステイ30床を整備している。待機者数の増加を見込み、新たに60床の増築棟を新設する。

 増築計画は、仙台市の補助事業を活用し、秦・伊藤設計(山形県山形市)で基本設計を進めている。近くボーリング調査を開始し、同社で実施設計をまとめる。夏以降、秋を目安に建設工事を発注する。増築棟は敷地西側約1185平方mに建設し、床数を拡大。増築棟と管理棟を結ぶ2階建て建築物も新設する。

 計画に伴い、新たに敷地を造成し、受水槽と平置きの駐車場30台も別途増設する。

 同会は、山形市に法人本部を設置。山形、宮城、埼玉、東京、神奈川で介護事業を運営。県内では同園で、特養とショートステイ。27年12月に「仙台アルカディア仙台敬寿園」を開所し、介護付き有料老人ホームとデイサービスセンターを運営している。

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