アルビス前原など2団地11棟 外壁など改修方針検討(UR)

[2017/7/19 千葉版]
 都市再生機構(UR)東日本賃貸住宅本部は、アルビス前原とヴェルディール市川南の2団地11棟を対象に、外壁修繕その他工事設計業務2件について12日、一般競争入札(総合評価方式)の実施を掲示した。いずれの業務も参加申請書の提出を7月27日まで受け付け、8月30日に開札して業務を委託する。30年2月15日までの履行期間で、対象団地の課題を分析した上で検討する改修コンセプトを基に、色彩計画、エントランス部及び共用部分の提案等を含めた外壁修繕その他工事の実施設計をまとめる予定だ。

 両業務の対象となるのは、アルビス前原(船橋市前原西6-1)が2号棟(79戸)、3号棟(89戸)、4号棟(79戸)、5号棟(51戸)、6号棟、7号棟(28戸)、8号棟(21戸)、9号棟(32戸)。

 ヴェルディール市川(市川市市川南2-6)は、1号棟(187戸)、2号棟(140戸)、3号棟(82戸)、4号棟(97戸)のほか、受水層ポンプ室となっている。

 主な競争参加資格は、同機構東日本地区における29・30年度測量・土質調査・建設コンサルタント等業務に係る一般競争(指名競争)参加資格を有している者で、「建築設計」の業種区分の認定を受けていることなど。

 19年度以降に受注し完了した、公的機関(国、地方公共団体、独立行政法人、法律に基づき地方公共団体が設置できる公社)が発注した同種業務(居住中の共同住宅における外壁修繕及びエントランス改修を含む改修工事に関する設計)において1件以上の実績(元請に限る)も求める。

 アルビス前原(平成11年管理開始、12棟759戸)、ヴェルディール市川南(同13年管理開始、4棟506戸)においては、経年による塗装の劣化や共用部の陳腐化がみられ、URでは外壁修繕やエントランス改修等により団地全体のイメージアップを図りたいと考えている。

 このため同業務では、両団地の価値向上に資する色彩計画、エントランス部及び共用部分の提案等を含めた外壁修繕その他工事の実施設計を行うもので、主な委託内容は次の通り。
▽改修コンセプト及び改修方針の作成=団地の魅力・価値向上を実現するため、対象団地の課題を分析した上で、改修コンセプトを検討し、これをもとに改修方針の作成を行う
▽色彩計画の作成=改修コンセプトをもとに団地全体の色彩計画を検討し、対象住棟の配色案を作成する
▽[1]外壁修繕等工事[2]エントランス及び各階共用部改修工事[3]集合郵便受け及び掲示板の一新[4]エントランス改修に係る電気設備工事──の工事の実施設計及び積算を行う

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