北総など2浄水場の26池 覆蓋設置へ実施設計(千葉県水道局)

[2017/7/20 千葉版]
 千葉県水道局施設整備センターは8月3日の指名競争入札で、北総浄水場及びちば野菊の里浄水場覆蓋等設置実施設計業務を委託する。両浄水場あわせて26池が対象となるもので、29年度で設計を完了させる。早ければ30年度にも覆蓋設置に着工する見通しだ。

 覆蓋等設置の実施設計を進めるのは、北総浄水場(印西市竜腹寺296)の沈澱池、ろ過池、ちば野菊の里浄水場(松戸市栗山478-1)の沈澱池。北総浄水場は沈澱池8池、ろ過池12池の合計面積が約8904平方m、ちば野菊の里浄水場は沈澱池6池の合計面積が約514平方mとなる。浄水課によれば、工事を30~31年度で計画している。

 浄水施設の覆蓋化は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控える中で、異物混入などのリスクに備えるため、沈でん池やろ過池等の開口部を有する施設の覆蓋化を実施する。県営水道事業長期施設整備方針(対象期間:28年度~57年度)によると、覆蓋は浄水場のろ過池や沈でん池等に設置する覆い。浄水処理過程における藻類の増殖抑制や水道水への異物混入対策等に有効な方策で、水道水の安全性を更に高めることができるとしている。

 29年度は、当初予算に事業費11億8900万円を計上。内訳は、柏井浄水場の西側沈澱池など覆蓋化の設計費(29年度分)と工事費(同)のほか、印旛取水場のバイオアッセイ導入の工事費、北総浄水場、ちば野菊の里浄水場の覆蓋化の設計費。これらとは別に、柏井浄水場の西側沈澱池など覆蓋化の工事費(30年度分)として、限度額3億3000万円の債務負担行為(期間:30年度)を設定している。

 このうち柏井浄水場(千葉市花見川区柏井町430)の西側で覆蓋化の対象となるのは、沈澱池が4系列(面積約1万5000平方m)、ろ過池が26池(同約1200平方m)。設計は施設整備センターからオリジナル設計(東京都渋谷区)に、2月23日の指名競争入札で委託されており、工期として29年12月20日までを見込んでいる。

 これらのほか、福増浄水場(市原市福増47)については、同様に覆蓋化の必要な施設を検討し、30年度で設計を委託し、31年度で工事を行う方針。

 28年度は、覆蓋等設置に伴う基本設計業務を基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区)に委託して、ろ過池や沈でん池等への覆蓋設置のほか、印旛取水場(佐倉市臼井田1537)と木下取水場(印西市竹袋1452)へのバイオアッセイ導入を検討している。

 バイオアッセイは、金魚など生物を利用し、連続して水道水の安全を監視する方法。県水道局では、一部の施設では従来型の水質検査に加え、バイオアッセイを併用して、水質の安全を確保している。導入工事は29年度で印旛取水場、30~31年度で木下取水場を予定している。

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