約19億円で加賀田組 役場庁舎の新築復旧工事(山元町)

[2017/8/24 宮城版]
 亘理郡山元町は23日、役場庁舎の新築復旧建設工事について一般競争入札を開札し、19億2610万円で加賀田組(本社・新潟県)が落札した(本紙調査)。予定価格は21億9000万円で、落札率は87.9%となった。町議会9月定例会で工事請負契約の議決を受け、本契約を結ぶ。10月の着工、31年3月の供用開始を目指す。

 工事名は「平成29年度債務・山元町役場庁舎新築復旧建設工事」。入札には加賀田組、フジタ、仙建工業、鉄建建設、深松組、大豊建設、阿部建設、松井建設、青木あすなろ建設、橋本店、東鉄工業、大末建設の12社が応札した。

 新庁舎は、現在の仮庁舎敷地(浅生原字作田山32)約2.53haの一部1.12haに建設する。仮庁舎の北東側で国道6号に面した位置が新庁舎のスペースとなる。規模はS造2階建て延べ約3900平方mとし、1階に町民生活課など窓口対応が必要な課やロビーを配置する。2階には町長室や議場、教育委員会などの執務室を置く。

 建設工事では、庁舎の建築工事と電気設備、機械設備のほか、庁舎に係る建築外構を請け負う。履行期間は30年12月14日まで。設計業務はシーラカンスアンドアソシエイツ(東京都目黒区)が担当した。

 仮庁舎や駐車場を使いながらの整備となることから、新駐車場など庁舎周辺の外構や、工事期間中に使う臨時駐車場の整備工事は、庁舎の建設工事とは別途発注する予定だ。

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