上鳴子住宅の建設工 荒谷・村田JVが1番札 応札額は13.2億円(大崎市)

[2017/9/9 宮城版]
 大崎市は8日、上鳴子住宅建替事業住宅建設事業の建築工事など4件の一般競争入札を開札した。建築工事は荒谷土建(大崎市)・村田工務所(同)JVのみが応札し13億2500万円、機械設備は3者が応札し、北陵建設(同)・片倉設備(同)JVが1億9700万円、電気設備は2者が応札し、富士電工(同)が1億3495万円の1番札を投じた。市は今後、資格確認や価格以外の面を総合的に評価し、正式な落札者を決定する。昇降機は1者が応札したが最低制限価格を下回り、不調に終わった。工期は30年10月31日まで。新住宅は30年度中の供用開始を目指している。

 上鳴子住宅(鳴子温泉上鳴子)は昭和45年竣工。経年劣化により、老朽化が著しく、安全性を確保するための維持管理費がかさんでいる状況となっている、このため市は、住環境の整備と管理コスト縮減を図るため、上鳴子住宅を現地から旧鳴子中学校跡地(鳴子温泉末沢)への移転建て替えを計画。28年度は建設場所となる旧鳴子中学校跡地の約1万4574平方mを対象に、造成盛土工、側溝工、舗装工などを進めてきた。

 新住宅はRC造3階建て2972平方m×2棟で計画。整備戸数は66戸(1DKタイプ20戸、2DKタイプ36戸、3DKタイプ10戸)。また付属建物として100平方m程度の集会所のほか、物置や駐輪場、プロパン庫、ゴミ置き場、渡り廊下などを整備する。機械工事では換気設備、衛生器具設備、給水設備、排水設備、ガス設備などを整備する。設計は昴設計(仙台市青葉区)が担当した。

■大崎市開札速報 9月8日
《一般競争入札》総合評価以外は落札候補者のみ公表

上鳴子住宅建替事業住宅建設工事(建築) ※総合評価
[1] 荒谷土建・
村田工務所特定JV
13億2500万0000円
上鳴子住宅建替事業住宅建設工事(機械) ※総合評価
[1] 北陵建設・
片倉設備特定JV
1億9700万0000円
[2] ダイマル・
仙北設備工事特定JV
2億0150万0000円
[3] 協和クリエイト・
協栄工務店特定JV
2億2200万0000円
上鳴子住宅建替事業住宅建設工事(電気) ※総合評価
[1] 富士電工 1億3495万0000円
[2] 二瓶電工 1億3900万0000円
上鳴子住宅建替事業住宅建設工事(昇降機) 
応札額が最低制限価格を下回り不調

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