29年度優良業者表彰 高秀建設、長門建設に栄誉(千葉県印西市)

[2017/10/25 千葉版]
 千葉県印西市管財課は24日、市が発注した建設工事を優良な成績で完成させた業者として、高秀建設(高花5-9-6、長門建設、高橋弘樹代表取締役)と、長門建設(長門屋55-59、目等研二代表取締役)を表彰すると発表した。31日に市役所で表彰式を執り行う。優良建設業者の表彰に関する要領は、同市では24年4月に施行されているが、昨年度にアジア開発興業が初の受賞者となって以降、表彰者が出るのは今年度で2回目。

 28年度に完成した建設工事のうち、市が検査対象としている請負額300万円以上のものは全部で68件。このうち表彰の対象となる請負額500万円以上の案件は61件で、さらに市内に本店がある業者が施工したものは37件だった。

 今回、高秀建設が施工した工事で表彰の対象となったのは「平成27年度手賀2号幹線整備工事」。木下地先で27年7月31日に着工し、28年4月30日に完成した。

 契約額は6878万9000円(税抜き)。工事は▽河川護岸復旧工L13.7m▽地盤改良工V572㎥▽函渠工L10.7m▽護岸工L23.8m▽汚水管復旧工一式▽水道管復旧工一式──を施工するもので、工事成績評定点は77点だった。

 長門建設は「市道204号線舗装修繕工事」が表彰対象。下井地先で28年12月27日に着工し、29年3月24日に完成。契約額は961万6900円(税抜き)だった。

 工事は舗装修繕工事で、舗装打換え工2230平方mを施工。工事成績評定点で76点を獲得した。

 市が定めた要領によると、表彰の基準は、本店が同市内にあり、同市が発注した請負額が1件500万円以上の建設工事を誠実に施工、市の工事検査要綱に基づく工事検査の工事成績評点が75点以上で完成させた建設業者を対象としている。

 要領ではさらに▽表彰対象年度において他の受注工事の工事成績評定点が65点以上であること▽表彰対象年度および表彰式当日までの期間に市の指名停止措置要領に基づく指名停止処分を受けていないこと──の両方を満たしていること以外に、施工成績や技術などが特に他の業者の模範となるとされた場合も表彰できると定めている。

 同市による優良建設業者の表彰は、建設業者による建設工事施工技術の向上を図るだけでなく、施工意欲の高揚を図ることが目的。特に優良な成績で工事を完成させた請負業者を表彰している。

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