気仙沼IC工事を公告 橋台工や床版工と一括(仙台河川国道)

[2017/12/15 宮城版]
 国土交通省仙台河川国道事務所は14日、「気仙沼IC道路改良工事」の一般競争入札を公告した。道路土工と橋りょう下部工、鋼橋上部工の一括施工で、東北地方整備局から一般土木工事がBかC等級の認定を受けている単体企業、経常JV、2~3社で組む復興JVを対象に、21日まで参加申請、来月16日まで入札を受け付け、2月14日に開札する。

 気仙沼IC(仮称)は三陸沿岸道路の気仙沼道路の構造物。施工場所は気仙沼市松崎高谷~松崎中瀬地区。同工事の概算工事規模は3億~7億4000万円。工期は31年3月1日まで。

 道路土工は、約1万8600立方mの掘削工、約1万7500立方mの盛土工、約1790平方mののり面工、約210平方mの石・ブロック積み工などを施工する。

 橋りょう下部工は、同ICオンランプ橋のA1橋台とA2橋台、同ICオフランプ橋のA1橋台、1号跨道橋のA1橋台とA2橋台を設ける。コンクリートの使用見込み量は計2140立方m。

 鋼橋上部工は、同IC本線橋が対象で、約280立方mのRC床版工や、橋りょう付属物工を行う。

 入札の参加資格は、東北6県内にB等級が事業所、C等級が本社を置くことなど。復興JVは構成員のうち1社が県内に本社を置くこととする。

 気仙沼ICオンランプ橋は橋長26m程度の鋼単純非合成桁橋。気仙沼ICオフランプ橋は橋長24m程度のPC単純プレテンションT桁橋で、A2工事は先行して進めている。1号跨道橋は三陸道本線をまたぐ市道橋となる。

 今回の工事は、9月11日に入札公告した「松崎高谷地区道路改良工事」が応札者なしで取り止めとなったため、一部の工事内容などを見直し、名称を変更して新たに公告した。

 気仙沼道路は、同市松崎高谷地区の気仙沼ICから、同市唐桑町只越地区の唐桑南IC(仮称)までを結ぶ延長9kmの自動車専用道路。全体のうち、気仙沼IC~仮称・気仙沼港IC間の延長1・7kmは31年度の開通を予定する。

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