パスコに設計委託 大原工業団地の造成 31年度に工事着手(色麻町)

[2017/12/27 宮城版]
 加美郡色麻町は20日、「平成29年度大原工業団地造成調査測量設計委託業務」の一般競争入札を開札。1落4118万円でパスコ(東北事業部・仙台市宮城野区)を落札者に決定した。予定価格は5179万4000円で落札率は79.5%だった。業務の履行期限は30年11月30日まで。同工業団地の現段階の整備スケジュールは、30年度中に設計と並行し、用地買収を実施。計画が順調に進めば、31年度に1工区目の造成工事に着手し、32年度から販売を開始する方針だ。

 入札には同社のほか、復建技術コンサルタント、アジア航測、キタイ設計、中央コンサルタンツ、千代田コンサルタント、国際航業の6社が参加した。

 大原工業団地は四竈字大原に位置する開発総面積9.4haのオーダーメイド型工業団地。仙台市中心部から北に約35kmに位置し、東北縦貫自動車道大衡インターチェンジまで10分、第2北部中核工業団地や第1仙台北部中核団地など主要な工業団地まで15分の好立地。敷地北側は町道大原線、南側は大原3号線に接続している。オーダーメイド方式で販売を行っていたが、現在はすぐ工場建設に着手できる造成済団地を求めるケースが多くなっていることから、企業誘致の促進に向けて、同団地の造成を実施することとした。

 今回の業務では同工業団地の敷地8.1haを対象として、地盤調査、測量、実施設計を行う。実施設計には敷地西側に隣接する未舗装の町道大原4号線の道路改良に向けた設計も含まれる。対象地域は2~3haの3工区に分割し、まずは1工区を整備し、売却が完了した後、次の工区を整備していく方針だ。

色麻町大原工業団地周辺図

色麻町大原工業団地周辺図

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.