扶桑住宅は駐車場舗装 30年度の県営住宅整備 春日でEVを改修 改善は屋上や外壁など140戸

[2018/5/12 栃木版]
 県は30年度の県営住宅整備事業で、当初予算に7億6938万円を配分し、扶桑住宅団地(小山市)8号棟24戸について建て替えの完了を目指すほか、第3四半期に外構の駐車場舗装工事を発注する見通し。改善工事では長寿命化型と安全性確保型を合わせ5住宅6棟で140戸を計画、このうち春日住宅(宇都宮市)ではエレベーターの安全対策工事を行う。県住宅課によると、長寿命化型改善では、睦(宇都宮市)、宝木(同)、八幡(足利市)の3住宅を実施するほか、バルコニー手摺改修による安全性確保では黒磯住宅(那須塩原市)の2棟を施工するとしている。

 扶桑住宅8号棟は、29~30年度までの2カ年継続で建替える。31年4月の入居を目指し、第3四半期にも外構の駐車場舗装工事を発注する計画とした。舗装面積は車道と歩道部分を含め延べ1250平方mで、内訳が車道600平方m、歩道650m。

 8号棟の構造と規模は、RC造3階建て・延べ1909.66平方m(建築面積724.09平方m)。世帯数は24戸で、住戸タイプが1LDK3戸、2DK6戸、3DK12戸、3LDK3戸を内包する。仕様は片廊下型で、中央にエレベーター1基を設置する。設計は20年度、オージーオーアソシエイツ(小山市)が担当した。

 長寿命化型改善のうち、屋上防水と外壁改修を予定しているのが八幡住宅。睦住宅はこれらの改修に加え、浴室の改修を実施するほか、宝木住宅では外壁と給排水設備を改修する。

 睦は昭和48年度に竣工した4号棟30戸が対象。設計は山崎企画設計(鹿沼市)が落札、工事も今年度に発注する。宝木は昭和46年度に竣工した4号棟20戸が対象。外壁改修は29年度に池澤設計(宇都宮市)、給排水の設計は27年度に後藤設備設計事務所(那須塩原市)で完了しており、今年度第2四半期に工事を発注する。八幡住宅は昭和59年度に竣工した5号棟24戸が対象。設計を真尾博一級建築士事務所(足利市)が落札し、工事も今年度に発注する。

 安全性確保型改善工事では、昭和60年と61年度に竣工した黒磯住宅5・6号棟36戸が対象。居住者の安全を確保するため、バルコニーの手摺に加え、南面の外壁を改修する。今年度に設計を半田設計事務所(那須塩原市)が落札し、工事も今年度に発注する見通し。

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