中央コンサルが設計 村田町で岩沼蔵王線のBP整備(県大河原土木)

[2018/6/29 宮城版]
 県大河原土木事務所は、末広町道路測量設計業務の一般競争入札を14日に開札し、総合評価を経て1684万円で中央コンサルタンツ(仙台支店・仙台市青葉区)に落札決定した。予定価格は2362万5000円で、落札率が71.2%。末広町道路は県道岩沼蔵王線のバイパス(BP)路線として、柴田郡村田町大字村田地区に延長約450mを整備する計画だ。

 同業務では、平面交差点4カ所と、交差点の影響範囲を含む延長1.52kmの道路詳細設計、路線測量をまとめる。履行期間は31年1月31日まで。

 末広町道路は、都市計画道路にもなっており、岩沼蔵王線と県道亘理大河原川崎線との交差点から、東側に向かって新設し、岩沼蔵王線と県道仙台村田線との交差点に結び付ける。都市計画道路の名称は小池石生線。標準幅員は16mで、交差点付近は右折レーンや左折レーンを設けるため、これより広くなる。

 計画区間で交わる荒川には橋長約78mの橋、一本松川には橋長約19mの橋をそれぞれ新設する。町道と交わる1カ所は、オーバーブリッジで立体交差させ、末広町道路の上に町道を通す。オーバーブリッジは機能補償として県が架設工事を行う。

 末広町道路の新設に向けては、道路の予備設計業務を大日コンサルタント(仙台事務所・仙台市青葉区)、川に架ける2橋の予備設計業務を一括してニュージェック(東北支店・仙台市青葉区)、オーバーブリッジの予備設計業務を八千代エンジニヤリング(東北支店・仙台市青葉区)に委託した。

 末広町道路の総事業費は現時点で25億円程度を試算。本年度は事業費に9000万円程度を投じる予定で、年度内に別途、川に架ける2橋の詳細設計業務を委託する考え。31年度の着工、34年度の全体完成を目指す。

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