塩谷町庁舎検討委 9月下旬に構想答申へ 候補地3案に旧玉生中跡地が有力

[2018/7/14 栃木版]
 第6回塩谷町庁舎整備検討委員会(委員長・佐藤栄治宇都宮大学准教授)が開かれ、町有地等町が示した5カ所の候補地のうち、▽旧玉生中学校▽現在の町役場▽旧塩谷高等学校-3カ所に絞り込んだ。同検討委は今後、方向性、位置、規模、整備時期、その他の5項目を盛り込んだ基本構想案を作成し、9月下旬を目途に見形和久町長に答申する見通し。

 候補地5カ所のうち最も有力視されているのは旧玉生中学校跡地5万3900平方m。全敷地が町有地に加え、耐震性のない旧校舎の解体工事が決定しており、今年度末には更地にする計画。町の方針では同検討委の答申を最大限尊重する方針を示しているものの、6月議会で見形町長は新庁舎について同跡地が有力との答弁を行っている。

 同検討委が旧玉生中学校に決定できない理由は、敷地東側に一級河川荒川が流れており、洪水による水害の危険性を排除できないため。現在の町役場を支持する委員の意見では、隣接する玉生小学校の児童の減少を背景に、近い将来には小学校の敷地や施設の利用が見込めるなどとした。

 また、旧塩谷高等学校を支持する意見では、新設ではなく既存施設の補強改修でコストを抑制すべきとしたもの。

 候補地の決定は、次回の8月3日の第7回会合に持ち越された。議論の焦点となった経済性と安全性を裏付けるため、3カ所の候補地における新設と仮設庁舎を含めた既存施設の補強改修による建設コストの比較、洪水履歴や標高などを基にした旧玉生中学校の水害の危険性などの試算について、次回会合で再協議される見通し。

 新庁舎は第4回会合で、[1]防災拠点[2]安全性[3]行政サービス[4]ユニバーサルデザイン[5]高度情報化[6]町民活動の拠点[7]その他(環境共生や維持管理機能等)-7機能を示し、規模には3000~4000平方m(駐車場面積5500平方m)を試算した。整備時期についても検討委当初に34年度の完成を見据えるとしており、候補地の決定により新庁舎建設が大きく動き出すことになる。

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