8地区に5.3億投入 山口の圃整工3分割 引田と笹原田が外業設計(上都賀農振30年度事業概要)

[2018/7/24 栃木版]
 県上都賀農業振興事務所は、調査計画を含む県営8地区に5億3223万円を投入する30年度の事業概要をまとめた。経営体育成基盤整備では、田川流域で4ha、山口では3分割で16haの圃整工を9月にも発注する準備を進めているほか、矢野口では9月に水路付帯工を予定した。新規の引田と笹原田は31年度の着工に向け、換地と外業の実施設計に加え、地区界測設を8月にも委託する。調査計画では、日光市の2地区のうち薄井沢が計画設計を進め31年度の計画樹立、沢又は基礎調査に着手する。

 同事務所の事業は、鹿沼市と日光市(旧今市市)の圃場整備事業が主体。大室と矢野口の面工事は完了しており、今年度は矢野口が水路付帯工、大室では換地費を予算化し、権利者会議を行い事業の完了を見込む。

 国庫補助を充当し進ちょくを図る山口の圃整工は、国道119号南側の8haに加え、同国道北側では延べ8haを4haに等分し計3件を指名競争で9月上旬にも発注する。圃場は耕区50aの大区画で整備する計画で、補正予算を充当し指名競争に変更して工期を確保する。

 田川流域は残る4.0haについて一般競争を適用、9月の発注を予定した。

 31年度の面工事に向け、圃場全体の外業実施設計を引田が国土測量設計(宇都宮市)、笹原田は宇都宮測量(同)に委託した。地耐力や用排水の現況調査などを行い、31年度には面工事に伴う実施設計を委託する計画。

 引田地区は、受益面積が33.6ha、概算事業費に6億5300万円を試算。整備計画は、区画整理33.6haで客土工が28.5ha、用水路6209m、排水路6878m、道路工7240m。

 笹原田地区は、受益面積が30.9haとし、概算事業費が7億5100万円。整備計画では、区画整理30.9haのうち客土工が11.6ha、本暗渠14.0haを施工する。用水路5629m、排水路が6430m、道路工は4993mとしている。

 31年度に計画樹立業務を予定する薄井沢の受益面積は約80ha。事業工期は、採択予定の32年度から37年度の6年間を試算。概算事業費は12億8000万円を見込んでおり、区画整理も受益面積の80haを試算した。

 圃場整備事業の新規調査地区には、薄井沢下流の沢又地区が基礎調査に着手。計画設計と計画樹立業務を経て33年度の採択を目指すもの。一級河川清水川と大室ダム下流の受益を受ける面積は約80haを試算している。

 また、鹿沼市千渡地区が一級河川武子川沿いの圃場を対象に31年度から基礎調査に着手を予定しているほか、同市の玉田と西茂呂地区が事業導入に向けた検討を開始。県や市ではこれら3地区の関係者との調整を進めていく予定。

 地区別事業概要は次の通り。([1]今年度事業量[2]今年度の事業費[3]工事等件数と発注時期[4]全体計画、▼新規、単位・万円)

【経営体育成基盤整備】

▽大室(日光市)=[1]換地[2]453.9[3]業務1件(発注済)[4]A62.6ha、7億6172
▽田川流域(日光市)=[1]区画A4.0ha[2]1億5253.6[3]圃整工1件、9月[4]A36.7ha、8億1330
▽矢野口(日光市)=[1]付帯一式[2]1678.2[3]水路付帯工1件、9月[4]A30.7ha、5億1021
▽山口(日光市)=[1]区画16ha[2]2億8187.7[3]圃整工3件、9月[4]A35.1ha、5億9900
▼引田(鹿沼市)=[1]換地、実施設計、地区界測設[2]3000[3]業務3件(地区界測設を除く2業務は発注済)、8月[4]A33.6ha
▼笹原田(鹿沼市)=換地、実施設計、地区界測設[2]3000[3]業務3件(地区界測設を除く2業務は発注済)、8月[4]A30.9ha

【計画調査】

▽薄井沢(日光市)=[1]計画設計[2]1100[3]業務1件(発注済)[4]A80ha
▼沢又(日光市)=[1]基礎調査[2]550[3]業務1件(発注済)[4]A80ha

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