急傾斜地旭表I-Aに着手 68カ所に28.6億投入 294号旭交差点 延べ980mで電共予備設計(烏山土木30年度事業概要)

[2018/8/25 栃木版]
 県烏山土木事務所は、30年度の事業概要と実施予定箇所をまとめた。国庫・県単を含め68カ所に28億6900万円を投入する。内訳は、道路と街路事業が51カ所23億7800万円、河川砂防事業は17カ所4億9100万円となった。那須烏山市では旭地内の294号交差点の改善に伴い、西側延べ980mに電線共同溝を埋設するため予備設計に着手するほか、新規では旭表I-Aの斜面安定化に向け詳細設計で工種を確定する。新規の県単調査では、蛭田喜連川線(那珂川町芳井II)など5カ所で平面図化や路線測量を実施する。

 29年度から着手した那須烏山市下境地内の那須黒羽茂木線は、境小学校の通学路となっているあい路区間640mの改善。現道はセンターラインのない5~6m程度で、片側に2.5mの歩道を確保した10.0mに拡幅する。今年度は用地補償を進めていく。那珂川町和見地内の同県道では、一級河川久那川を渡河する泉田橋を架け替えるため下部工を発注する。新橋は橋長18.3m(W11.0m)で、上部形式がプレテンション方式PC中空床版桁、下部工は直接基礎逆T式橋台2基。

 急傾斜地崩壊対策の光崎I-Aは、待受け擁壁295mと崩壊土砂防護柵工197mを整備する。29年度から工事に着手しており、引き続き擁壁工41mの発注に向けた準備を進めていく。新規の旭表I-Aは、崖地の表面保護を前提に法枠や防護ネットなど対策工法を検討、31年度の着工に備えていく。詳細設計はピーシーレールウェイコンサルタント(宇都宮市)が担当。事業期間は34年度まで、全体事業費は2億円を試算した。

 294号旭交差点の改善は、同交差点前後200mについて現道幅員11.0mを標準部で16.5m、交差点部で19.5mに拡幅、右折レーンを設置して交通流の円滑化を図るもの。同交差点から西へ宇都宮那須烏山線との交差点まで490mには電線共同溝を整備。両側の歩道延べ980mが対象で、今年度に予備設計を行い電線管理者との協議調整を踏まえ、後年度の詳細設計に備える。294号から西進する同県道下は自治体管路方式で電線共同溝を施工済。山車が練り歩く山あげ会場や防災・景観向上策として一体的な整備を計画した。

 294号吉田バイパスは、埋蔵文化財調査が完了。地元調整を進め、道路法線を確定する路線測量に加え、一級河川権津川を渡河する橋梁予備設計の委託時期を検討している。小川南バイパスから南進し現道タッチまで900mを新設し、幅員12.0mの片側に歩道3.5mを確保する計画。

 矢又大内線は、一級河川大内川を渡河する上木戸橋前後700mの狭あい区間の改善。馬頭東小学校に通学する児童らの安全を確保するため、現道を10.0mに拡幅し片側に歩道2.5mを確保する。拡幅整備に伴い上木戸橋を架け替え、新橋は橋長22.0mの上部形式が単純非合成鋼鈑桁、下部工は直接基礎逆T式橋台2基で構成。今年度は用地補償を継続し、31年度を目途に仮橋と下部着工を目指す。

 常陸太田那須烏山線大沢工区は、未改良区間1040mについて法線を是正し、車道のみ幅員8.0mを確保する。今年度は一級河川大沢川を渡河する弁天橋の上部工を一般競争で発注する。弁天橋は橋長23.7mの曲線橋とし、上部形式がプレテンション方式PC単純T桁。

 河川事業のうち一級河川荒川は、下流側の向田地内で排水樋管の設計がまとまり一般競争で工事を発注。一級河川久那川は、那須黒羽茂木線の下藤橋から上流側2660mの改修計画を策定し、橋梁3基と排水樋管13基、床固工4基、堤外水路3カ所などを位置付けた。同地では県営中山間地域総合整備事業馬頭中部地区で、久那川に沿った約50haの圃場整備が進められており、施設の具体化は同事業と整合を図り固めていく見通し。発注見通しでは今年度、開削400mと護岸140mを施工する。

 那珂川町馬頭中心部で街路事業の3・4・2号氏家大子線は、28年2月に事業認可を取得。狭あい区間(主要地方道那須黒羽茂木線重用区間)465mについて都市計画決定の16.0mに拡幅整備するもので、今年度は用地補償を継続する。

 交付金対象の道路補修事業のうち、小川大金停車場線が一級河川荒川を渡河する新荒川橋(L75.0m)は、断面補修と伸縮装置の更新などを実施。294号が一級河川清水川を渡河する旭橋(L42.0m)は、31年度の施工に向け、詳細設計を実施する。

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