コールセンター整備委託へ 9月補正案 構想策定費を債務負担(仙台市)

[2018/8/28 宮城版]
 仙台市は27日、9月4日開会の市議会9月定例会に提出する一般会計補正予算案を発表した。補正内容は2億9414万円の追加計上と、新規事業のコールセンター整備基本構想に限度額1100万円の債務負担を設定する。センターは開設場所や業務内容をを検討し、32年度の開設を目指す。

 予算内容は、公立保育所の建替えに伴う用地取得費9649万円と、次世代放射光施設の整備に合せたセミナー開催委託費を計上する。債務負担は2件で、コールセンター整備事業のほか公立保育所2カ所の施設整備補助に限度額4億5200万円(期間31年度)を設定する。

 コールセンター整備事業は、30年度第1回定例会で、新たに開設する方針が示されている。センター運用とオペレーター業務は民間に委託する方針で、9月補正で基本構想策定委託費をを設定する。ニーズ調査を踏まえ、オペレーターの数や通信機器、開設場所・委託仕様の内容を検討する。

 公立保育所の建替え事業の債務負担では、向陽台(泉区)と根岸保育所長町分園(太白区)の助成費を設定。向陽台は、市が12月までに既存園舎を解体した後、現地に新園舎を建設する。運営事業者は、はるかぜ福祉会に決定。定員は80人。31年3月までに着工する。

 このほか、32年度事業で民営化する吉成保育所の移転用地取得費を計上する。

 9月定例会には補正予算1件のほか、条例9件など議案計26件を提出。条例議案では、蒲生北部地区の市有地の財産処分3件を提出する。

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