荒井町島が圃整工9.4ha 8地区に3億を投入 新規の下深田は実施設計(那須農振30年度事業概要)

[2018/9/1 栃木版]
 県那須農業振興事務所は、県営農業農村整備事業の30年度整備計画概要をまとめた。全体事業費は3億0100万円で、8地区で事業を推進していく。新規の農地整備事業の下深田(大田原市)は、換地原案に基づき31年度の圃整工に向け実施設計や地下水を確認する電気探査を委託する。荒井町島(同)は9.4haの圃整工を2分割し第3四半期に発注するほか、31年度の施工に向け実施設計を進める。圃場の計画調査では中田原(同)が計画樹立、佐野・三本木(那須塩原市)は計画設計、練貫(大田原市)と大田原南(同)では基礎調査を実施する。

 農業競争力基盤整備事業のうち漆塚(那須町)は圃整工が完了した7.5haを対象に暗渠排水工を実施、付帯工事と合わせ9月に発注する。2年目の荒井町島は、第3四半期に地区北側を4.5haと4.9haに分け面工事を発注するほか、用水を確保するため2カ所でさく井工を行い揚水機を設置する。同地区の区画整理工は61.2ha、道路工は土砂道5.3km、パイプラインを主体に用水路工7.0kmに加え、揚水機設置18基、一部菅水路化を計画する排水路工は8.0kmを計画している。

 新規の下深田は、地区界測設や換地原案を作成するとともに31年度の面工事に向け実施設計を行うほか、揚水機の統廃合に伴う土質・地層の電気探査を9月にも委託する。事業量は整地工31.0ha、道路工(土砂道)3.6km、パイプライン化する用水路工が3.3kmで揚水機を6基に統合。排水路工は4.5kmを計画し、排水先の巻川の2カ所の排水樋門のうち上流側1カ所については断面を拡大する改修を実施する予定。

 農村振興総合整備の那須北(那須塩原市、那須町)は、那須塩原市沓掛2地区で水路(W1.2m×H0.9m)を新設。このうちJR東北本線から下流側は那須塩原市が施工。鉄道直下部と上流側を県が担当し、今年度は測量設計を実施する。

 江戸川温水ため池(りんどう湖)は、堤防の耐震化対策に向け国に計画書を申請、32年度の着工を見据え31年度は実施設計に着手する計画。計画書作成に伴う調査計画は、中央開発(東京都新宿区)が担当した。

 調査計画では、31年度の国庫採択を目指す中田原(A36ha)が計画樹立。佐野・三本木(A109ha)と練貫(A118ha)は行政境を挟んで隣接しており、佐野・三本木は32年度の採択を見据え計画設計、練貫は基礎調査を継続する。

 新規に調査に着手する大田原南は、中田原・奥沢・鹿畑・赤瀬・倉骨・上奥沢・新宿地内にまたがり面積は367haを試算している。蛇尾川と巻川に挟まれた生産性の低い不整形な農地に加え、農作業に必要な道路や用排水路など水利施設が整備されておらず、今年度は基礎調査を行い現況を確認する。

 実施地区と事業概要、事業費は次の通り。([1]今年度事業内容と事業費[2]工事件数と発注予定時期[3]全体事業量と事業費、単位・万円、▼は新規)

【農地整備事業】

▽漆塚(那須町)=[1]換地・暗渠排水工A7.5ha、1700[2]1件、9月[3]圃場整備A24.4ha、4億9400
▽荒井町島(大田原市)=[1]換地・実施設計・揚水機2基・圃整工A9.4ha、2億[2]3件、第3四半期[3]圃場整備A61.2ha、10億6200
▼下深田(大田原市)=[1]地区界確定・換地・実施設計・電気探査、2100[2]-[3]圃場整備A31.0ha、5億3500

【農村振興総合整備】

▽那須北(那須塩原市、那須町)=[1]測量設計・用地補償[2]-[3]圃場13.7ha・用排水路L1万6000m・農道L1万8000m等、24億3500

【農業農村整備計画調査】

▽中田原(大田原市)=[1]計画樹立、350[2]-[3]A36ha圃場整備、350
▽練貫(大田原市)=[1]計画調査、150[2]-[3]A118ha圃場整備、150
▽佐野・三本木(那須塩原市)=[1]計画設計、2200[2]-[3]A109ha圃場整備、2200
▼大田原南(大田原市)=[1]計画調査、1300[2]-[3]A367ha圃場整備、1300

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