初弾工は仮橋設置112m 郷六橋/上下線で床版架替え 仙台の国道48号(仙台河川国道)

[2018/11/13 宮城版]
 国土交通省仙台河川国道事務所は、仙台市青葉区郷六地区で国道48号の郷六橋を架け替えるため、橋長112mの仮橋を設置する。仮橋の設置工事は初弾工で、12日に一般競争入札を公告。19日まで参加申請を受け付け、31年1月10日に開札する。同橋の架け替えは上下線の床版が対象で、来年度から進める見通し。
 現橋は、3径間連続非合成鈑桁橋で、上り線が橋長101m、幅員12・4m。昭和48年に架設された。下り線は橋長92m、幅員9mで、昭和61年に完成した。
 東北自動車道仙台宮城インターチェンジと青葉山トンネルの間で、東北電力の水力発電用の水路上に架けられている。老朽化で床版が傷んでいることから、上り線と下り線を順番に架け替える。下部はいじらない。
 架け替えでは、交通量が多く通行止めにするわけにいかないため、最初に仮橋を設置する。仮橋は幅員10mで、上り線と下り線の間に設ける。設計はオリエンタルコンサルタンツ(東北支店・仙台市青葉区)がまとめている。
 12日付で入札公告したのは「郷六地区仮橋設置工事」で、仮橋・仮桟橋工のほか、約1300立方mの道路土工、延長約85mの擁壁工、約7000平方mの舗装工、延長約100mの排水構造物工などを施工する。工期は31年11月29日まで。概算工事規模は3億~6億8000万円。
 入札の参加資格は、東北地方整備局から一般土木工事がBかC等級の認定を受けている単体企業、経常JV、2~3者で組む復興JVのいずれか。同局管内にB等級は事業所、C等級は本社を置くこととする。復興JVは構成員のいずれか1者が県内に本社を置く必要がある。
 郷六橋の架け替えは、本年度の新規事業で、当初予算に5億4000万円の事業費を計上している。

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