木造800平方mで園舎2カ所 面瀬と唐桑に保育所新築(気仙沼市)

[2019/2/8 宮城版]
 気仙沼市は2019年度の新規事業として、面瀬地区と唐桑地区の保育所整備事業に.する。両保育所とも木造平屋800平方m程度の園舎を新築する計画だ。面瀬は民有地に建てるため、19年度から建設予定地の取得や地質調査を進め、20年度で設計に.し、21年度で工事を実施、22年度の供用開始を予定している。唐桑は市有地に建てるため、19年度で設計を委託し、20年度に工事を行い、21年度の供用開始を目指す。
 面瀬地区は、面瀬地域ふれあいセンター(松崎高谷299)の周辺に保育所を新築する。現地は民有地で建物が建っている。保育所整備の概算事業費は3億~4億円程度。19年度予算案には、地質調査業務や登記業務の委託費と、用地取得費などに5719万円を計上した。
 唐桑地区は、唐桑町石浜の市有地に保育所を新設する。現地は更地となっている。保育所の整備は、唐桑町が気仙沼市と合併した際に約束事項となっていた。
 両保育所とも敷地面積は3000平方m以内を確保する。定員はまだ確定していないが、園舎の規模は同程度を想定。2017年度に鹿折地区で建設した鹿折認定こども園がベースとなる。ただし、鹿折のように児童館との複合化は考えていない。
 鹿折認定こども園は、こども園だけの部分を見ると床面積が809平方mで、0~5歳児の保育室、乳児室、ほふく室、職員室、調理室、ホールなどを設けている。定員は100人。
 建物は屋根がカラーガルバリウム鋼板瓦棒葺き、外壁が窯業系サイディング、床が木質フローリングとビニル床シート、畳となっている。敷地内には遊具を備えた園庭や駐車場などを整備した。
 市は14年4月に児童福祉施設等再編整備計画を策定。計画期間は14~23年の10年間。全体を14~15年度の前期、16~19年度の中期、20~23年度の後期に分け、保育所、児童館、児童遊園、学童保育施設の移転や再編などを進めることにしている。
 保育所に関して見ると、鹿折、面瀬、唐桑のほか、中期~後期に、新月保育所と崎浜保育所の認定こども園への移転整備、階上保育所の移転整備を検討・実施する計画になっている。

Comments are closed.


Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project.