普通建設費は84.6億円 上鳴子住宅解体など2.2億円(大崎市19年度予算案)

[2019/2/9 宮城版]
 大崎市は19年度の当初予算案を公表した。一般会計の総額は632億円で対前年度比3.9%の減とする。普通建設事業費は84億5928万円で同31.3%の減となった。この減額はパークゴルフ場や道の駅整備など大型事業が落ち着いたことに起因しているまた11の特別会計と2つの企業会計を合わせた総予算規模は、1294億4366万円で同1.2%の減となった。案は15日に召集する市議会定例会に提出する。
 建設関連費の主なものは田尻総合支所新庁舎建設事業に6億2081万円など繰越事業が多くなっている。新たに着手するものとして、鳴子温泉住宅が完成したことに伴う上鳴子住宅の解体と老朽化している松山駅前住宅集会所の解体費などに2億2258万円を計上している。
 上鳴子住宅は1962年~66年にかけて建設された全4棟で構成される市営住宅。19年度はこのうち1棟(RC造4階建て延べ1296平方m)の解体に着手する。現在、住民の転居が進められている。残り3棟計3282平方mについては、20年~21年にかけて解体を実施していく。 松山駅前住宅集会所については建築から50年近くが経過し、老朽化著しい状態となっていることから、解体して建て替えを進める。解体と建て替えは19年度中に実施する。
 このほか土木費では道路橋梁維持補修事業に8億5006万円、道路橋梁新設改良事業として計14路線を対象に9億1184万円、社会資本道路整備事業で6路線を対象に4億0600万円などを計上している。
 特別会計では下水道建設費の実施設計委託に6億0360万円、整備工事費に3億3490万円、農業集落排水建設費の委託に700万円、下水道整備工事に1億4300万円、三本木SIC東部工業団地造成事業の測量委託1350万円、道路改良舗装工事に5538万円などを盛り込んだ。
 企業会計では水道事業の配水施設整備工事に8億1162万円、病院会計の病院建設事業に鳴子温泉分院建設工事に2億5202万円などが計上されている。

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