工事98件、業務33件 WTO対象 北千葉導水路の設備修繕(関東地方整備局)

[2019/4/2 千葉版]
 国土交通省関東地方整備局による、2019年度当初分の発注予定が明らかになった。本県を施工場所または履行場所とするものは、工事98件、業務が33件(港湾関連含む)。工事では利根川下流河川事務所が発注を予定する「H31北千葉導水路操作制御設備修繕工事」が政府調達協定(WTO)対象となり、印西市発作地先で工期に約30カ月、工事発注規模として6億8,000万円から15億円未満を見込み、第2四半期の入札を予定する。

 出先事務所別にみると、工事では千葉国道事務所が48件、首都国道事務所が11件、利根川下流河川事務所が8件、江戸川河川事務所が15件、東京第二営繕事務所が5件、千葉港湾事務所と東京湾口航路事務所が3件ずつ、利根川上流河川事務所と関東技術事務所が2件ずつ、霞ケ浦河川事務所が1件となっている。

 業務ではまた、千葉国道事務所が15件、首都国道事務所と利根川下流河川事務所、関東技術事務所が5件ずつ、千葉港湾事務所が2件、東京第二営繕事務所が1件をそれぞれ予定する。

 工事で主なものをみると、千葉国道事務所発注分では「H31・H32国道357号末広橋下部工事」(一般土木工事)の発注を第2四半期に予定。工事発注規模は1億円~2億円未満で、1基の橋台拡幅工を施工する。工期は約17カ月。

 国道357号関連ではまた「H31・H32国道357号舞浜大橋耐震補強その3工事」と「H31・H32国道357号寒川大橋耐震補強補修その3工事」を浦安市舞浜と千葉市中央区寒川町でそれぞれ発注を計画。舞浜大橋では橋脚巻立工と橋梁付属物工、浚渫工、仮設工などを予定。寒川大橋は一方で、耐震補強工と橋台基礎補強工、橋梁付属物工を計画しており、第3四半期に約14カ月の工期で入札する。

 首都国道事務所では、松戸市小山地先で「H31国道298号環境整備(その1)工事」と「同(その2)工事」の発注を計画。いずれも舗装工で、規模は2億円から3億円未満。工期はともに約9カ月で、第1四半期に入札する。

 利根川上流河川事務所では、野田市関宿台町地先で「H30利根川右岸関宿台町堤防整備工事」を第1四半期に予定。掘削工と5万立方mの盛土工で計画し、発注規模は3億円から6億8,000万円未満。江戸川河川事務所でも市川市高谷で「H31高谷地区高潮堤防整備工事」の発注を第2四半期に計画しており、延長200mの高潮堤防で、4,000立方mの盛土工を施工する。

 港湾関連では千葉港湾事務所の改修工事のほか、東京湾口航路事務所の発注により、富津市沖の第二海堡内で3件の護岸工など工事発注が予定されている(発注見通しの詳細な内容は同整備局のホームページ参照)。

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